すかいどろっぷ

ポケモンシングルを中心とした構築および考察置き場です

【USM S8使用構築 最高2092/最終2060】カバマンダガルド蝶蛙劔【シングル】

S8お疲れ様でした!少し遅くなりましたが毎シーズン終わりの恒例行事でもあるので、最終で使っていた構築記事を投下しておきます。

<使用パーティ>

<構築の経緯>
前期に流行していた「カバマンダガルド」を主軸に今期何かしらの形を自分でも形成したいと考え、シーズン中盤以降模索していった。
サブロムで何通りかまわして思考を重ねた結果、前期結果を多く残していたの並びに最終的に行き着いた。
このカミツルギはスカーフがメジャーだと思うが、相手の中低速サイクルを崩しやすい剣舞型に変更をし、
ゴツメメガ残飯マゴ悪Zで2000を乗せた。

もう一つのROMで2000↑を目指そうとし同じ並びで使用したが1900帯で低迷し、チューニングを図ることにした。
結果出来上がったのがである。
以下、採用順。

<構築の詳細>
ボーマンダボーマンダナイト

意地っ張り 威嚇→スカイスキン
メガ後:197(212)-189(52)-151(4)-*-128(140)-153(100)
八つ当たり/地震/竜の舞/羽休め
A:無振りミミッキュを八つ当たりで1発
D:C125アナライズポリゴン2の冷凍ビームを75%で耐える
S:最速100族抜き
耐久:A111-C211メガリザYの晴れニトロチャージ+めざ氷を超高乱数耐え

構築の始点。エースとしての自覚を高めるために色乱数を覚えてツモった。

配分は前期に蔓延していた配分をベースにDを少し落として素早さを準速100族抜きにメンテした。
Dに振らないと重めのリザードンバシャーモなどのめざ氷で簡単に圏内に入ってしまうので、この配分に間違いはなかったように思う。

ウルガモスがいることで強くヒードランを呼ぶことや、ウルガモスを選出せずとも鋼へのダメージソースを持てるようにテンプレから身代わりを切って地震を持たせた。

ギルガルド@食べ残し

冷静 バトルスイッチ
ブレード:161(204)-170-71(4)-222(112)-73(20)-75(28)
シールド:161(204)-70-171(4)-112(252)-173(20)-75(28)
シャドーボール/影打ち/毒々/キングシールド
H:16n+1
C:全振り
S:50族とミラー意識
D:余り

ボーマンダの相性補完。
ポリゴン2カビゴン等の耐久お化けに毒を盛る芸当が他のメンツでしづらいので残飯型。

特殊方向に厚めにする場合もあるが、そこはウルガモスでも詰めれるケースが多いので瞬間火力を引き出せるHC型。

S72抜きがクチートのSの指標にされるのではと危惧して申し分程度にSを振ったが特に意味をなさかった。
HP満タン時にこの型のガルドミラーが起こると下を取った方が勝てるので最遅かカバルドン抜き抜きの69もいいのではと感じた。

カバルドン@ラムのみ

腕白 砂起こし
211(220)-133(4)-172(148)-*-109(132)-68(4)
地震/欠伸/ステルスロック/吹き飛ばし
B:A143ミミッキュの+2じゃれつくZ(ぽかフレ)を最高乱数以外耐え
D:C179アーゴヨンのドラゴンZ(流星群Z)を最高乱数以外手
S:同族抜きで+1

ウルガモスがコケコだったときはゴツメで使っていたが、コケコを抜いた瞬間にガッサがどうしようもなくなったので泣く泣くラムのみを持たせてみた。

積みエースが三体いるので地震氷の牙みたいな構成ではなく補助的な欠伸ステロ型としている。

ガッサを薄く見るなら混乱実でいいと思う。

ゲッコウガ@拘りスカーフ

無邪気 変幻自在
147-147(252)-88-124(4)-81-191(252)
岩石封じ/ダストシュート/とんぼ返り/冷凍ビーム

カバマンダガルドを崩しにくるポケモンとして挙げられるリザードンウルガモス、レヒレ、水Zゲッコウガに強めのメタ枠。
メタを貼ってるのがあからさまにバレるのを防止するため、型が豊富なゲッコウガにこの役を任せた。
メタへの打点として、岩技、ダストシュート、とんぼ返りを持たせたA振りの型を採用。
アーゴヨンボーマンダなど一度起点を作られたら止まらなくなるストッパーも兼ね冷ビを持たせている。
岩技が岩石封じなのは起点防止と命中率を考慮したことと、岩雪崩だとスカーフがバレやすいと思ったため。
175-113くらいのリザYならば封じでもワンパンできるので火力的に最低限は満たされている。

コケコを入れていた時は襷で使っていたが、スカーフと思わしき初手のランドロスボルトロス、ヒトムなどに一泡吹かせるのと相手のゲコを上から殴るためにスカーフを持たせた。
技の使い分けができない部分に不便さは感じたが、それ以上に、高いSから打点を持てる点の方がメリットが大きかった。

恐らく本構築のMVP。

カミツルギ@悪Z

陽気 ビーストブースト
135(4)-208(52)-152(4)-*-76(196)-177(252)
リーフブレード/辻斬り/聖なる剣/剣の舞
H-D:C190メガゲンガーシャドーボール再考乱数耐え
   C200テテフのPF下サイコキネシスが100〜118
S:最速(ミラー、Sを落としたグロス意識)

サイクル破壊枠。受けループ対策枠。
ステロを撒いたあとのリザの処理や受けループに入っているゲンガーを考えて悪Z。
受けループの滅びの歌持ちゲンガーを見るために耐久を厚くしている。

前期にスカーフカミツルギが多かったせいで、ふいにドヤ剣舞をすると降参を押されることも少なくなかった。

ウルガモス@マゴのみ

控え目 炎の体
173(100)-*-101(124)-188(124)-127(12)-139(148)
H:奇数
B:A143ミミッキュの+2ぽかフレを上3つ切って耐える
C:197-130メガボーマンダを+1めざ氷で確定1発
 167-171ギルガルドを+1火炎放射で確定1発
D:C147コケコのEF10万ボルト→蝶の舞→10万を超高乱数耐え
 (こちらのスカーフゲッコウガがスカーフコケコの10万で落とされた際のケア)
S:+1で最速135族抜き抜き

カバマンダガルド@3ミラー対策枠。
役割集中でもされない限りカバルドンカミツルギ入りには特殊ポケモンを選出されやすいのでそこを起点に切り返しを狙う。
上記はコケコには成し得づらい芸当であるし、ヒードラン以外の鋼入りのサイクルを崩す能力も高いことからウルガモスは適任だった。

無理やり蝶舞の起点に持っていけるように混乱実を持たせ、重い鋼に外さずに安定打点を持てる火炎放射、Zを吐いた水への返しのギガドレインボーマンダ等のドラゴンを削るめざ氷。

同系統の型のウルガモスはS138が多いと思ったのでそれを上回るS設定にした。

<戦績・結果>
最高2092/最終2060 最終順位102位

最高レートエビデンス

※2100チャレンジはオニゴーリにずるされて打ち砕かれました。


前期の構築記事でクチートを使うと宣言しておきながら、結局その構築では1900台がやっとでしたので、来期こそは・・・
※きっと違う構築使っていると思います。

【USM S7使用構築 最高/最終2113】Two Tough Clows【シングル】

あけましておめでとうございます。
BWの頃からこのブログをやっていますので早いもので約6年になりますが、今年も宜しくお願い致します。

今回は、ウルトラサン・ムーンの初記事になります。シーズン7のシングル2100達成時の構築記事です。

<使用パーティ>

<構築の経緯>
2000達成まではガルーラスタンを使っていたのだが、試行回数を稼いでぎりぎり達成した感が否めなく、これ以上レートを伸ばすためには別の構築を模索しなくては、と考えていたのが1月の3連休明けくらい。
その後、友人の構築の固体の孵化を手伝っていたときにたまたま陽気色ヒトカゲが産まれたことと、草案の一つとしてリザグロスが頭の中にあったので、それを形にしようとしてみようと思ったのがきっかけである。

<構築の詳細>
リザードンリザードンナイトX

陽気 猛火→硬い爪
メガ後:173(156)-162(92)-132(4)-*-106(4)-167(252)
フレアドライブ地震/鬼火/羽休め
H:奇数
A:H振りヒードラン地震で87.5%で一発
H-D:C200カプ・テテフのPFサイコキネシスを確定耐え
S:最速

構築の始点。物理相手への詰ませ能力と、後のポリゴン2のサポートを鑑みて鬼羽型。
リザYが構築上重いことと、例えエアスラ持ちであっても削りを入れられるよう、せっかく陽気なので最速にした。

ウェポンには、鋼タイプへは勿論、無振りミミッキュやテテフをワンパンできるフレドラと、
ヒードランが環境的に少し増えていたこととバシャーモを考えて地震を添えた。

ちなみに、一見、リザYかリザXかの判断がつきづらいように構築を練ったつもり。(プロには見抜かれるのかな…)

メタグロスメタグロスナイト

陽気 クリアボディ→硬い爪
メガ後:165(76)-186(164)-172(12)-*-131(4)-178(252)
アイアンヘッド/冷凍パンチ/地震バレットパンチ
H-B:A156ミミッキュの無限暗夜(シャドークローZ)を87.5%で耐える
A:余り
H-D:C190メガゲンガーシャドーボール耐え
S:最速(ミラー意識、ズガドーン抜き)

第2のメガ。選出自体はそこまでしなかったが、テテフ、ボーマンダミミッキュ等への安心感があり、メタグロスが苦手な高速Z持ちアタッカーにはミミッキュが強く、止まりやすい物理受けは後述のポリゴン2で崩しやすいので、選出画面にいることが大事である。

ウェポンとしてはお馴染みのものを揃えているが、雷パンチが欲しい場面はそこまでないと感じたので、削り切れないHSゲンガーや襷持ちの高速アタッカーに自らとどめをさせるようにバレパンを仕込んでみた。
フシギバナ用に思念、カバルドン用に草結びの検討もしたが、汎用性を取った。

■カプ・コケコ@気合いの襷

臆病 エレキメーカー CS
10万ボルト/ボルトチェンジ/めざめるパワー氷/草結び

欠伸展開や、少し増えたように思うポイヒガッサ等の催眠耐性が欲しく、
また、ゲッコウガも蔓延してたいたこともあって、上を取れるカプ・コケコを採用した。

気合いの襷を持ち物として採用した意図としては、
ランドロスガブリアスに突っ張る選択肢が取れる
・雨ラグラージに滝登りで怯まなければ草結びで返り討ちにできる
・リザYの火炎放射等に無理やり後出しできる
・初手スカーフゲッコウガのダストシュートへの出落ち対策
などが挙げられ、非常に環境的に合っていると感じたから。

瞬間火力が出せるZも魅力的だが、ミミッキュと組み合わせることも多いので、Zは見送った。
仮想敵の関係から電気2ウェポンの他にめざ氷と草結びを採用している。

■霊獣ランドロスゴツゴツメット

腕白 威嚇
196(252)-165-154(236)-103(20)-111
地震/岩石封じ/とんぼ返り/毒々
B:11n
H-B:A156+1ミミッキュぽかぼかフレンドタイムを確定耐え

地面枠兼物理受け。こちらのリザがXなので地面の一貫を切れるように、浮いているランドロスを採用。コケコランドグロスの体制も取れる。
基本的には相手のリザがXだった場合の保険、後出しでミミッキュに対応しやすい点、威嚇による後続サポートが他の地面枠より秀でている。

混乱実を採用しても良いのだが、接触時にタイムリーに打点を持ちたかったので今回はゴツメとした。

毒々の枠はステロ、ビルドアップ、地割れなどと選択になると思うのだが、相手の鬼羽リザやカバルドンが辛いので、毒々とした。
本構築では毒を採用したが、今後Aベトベトンが増えるようであれば、クッションランドロスに地割れを採用することは本命的な選択肢になりうるかもしれない。

ミミッキュミミッキュ

意地っ張り 化けの皮
159(228)-136(108)-117(132)-*-129(28)-118(12)
じゃれつく/影打ち/剣の舞/呪い
H:16n-1
A:+2じゃれつく++2ぽかフレでHBポリ2が高乱数で倒せる
 じゃれつく2回で無振りカプ・テテフを倒せる
 (参考:A136ぽかフレ(威力190)>A143のラブリースターインパクト(威力175))
H-B:A233メガバシャーモフレアドライブを最高乱数以外耐え
H-D:C155ゲッコウガハイドロカノンZを最高乱数以外耐え
S:無振りミミッキュ+2

バトンやオニゴーリ、受け回し構築などへの回答が他のメンツで持ちにくいため、呪い持ちのミミッキュが欲しく、
積み技が上記4匹が持っていないため剣舞も必須クラス、かつバシャーモギャラドスボーマンダへ厚くしたかったことからABミミッキュならぬ「ハイブリッド型ミミッキュ」を採用した。

ストッパーの役割を襷コケコと負荷分散することができ、対面的な選出もしやすい。

個人的にかなり綺麗に配分がまとまったのではないかと思っている。

■ポリゴン2@進化の奇跡

控え目 ダウンロード
191(244)-*-110-145(52)-115-107(212)
トライアタック/放電/身代わり/自己再生

S6の1位である、はくしゃくさんのポリゴン2を参考にさせて頂いた。

毒を吐くギルガルドポリゴン2に圧倒的に強く、ナットレイテッカグヤ等も含めメタグロスが呼ぶポケモンを起点にしやすいのが特徴。
エレキフィールドと合わせれば一般的なHBカバルドンに後投げがしやすかったり、リザードンの鬼火で身代わりを割れないように補助することもできたりと何かと縦の相性が良かった。

加えて、ウェポンが状態異常を撒ける確率が非常に高いので、ハメ性能・運ゲーに持ち込める試合展開が多かった。

身代わりポリ2は前シーズンにトレース型で自分も使っていたこともあり、とても動かしやすかった。
間違いないなくMVPだと思う。

<選出パターン>
選出時に考えていたことは、
・リザXを絡めた崩し
グロスを軸にした対面的な殴り
ポリゴン2を絡めた崩し
この3パターンのどれが最適かをまず考え、取り巻きを選出するイメージになります。
ぶっきらぼうに言うと良く言う「相手のパーティを見て臨機応変に選出をする」ということになりますが、
こんな構築にはどんな選出すんねん、っていう質問あればツイッター等でご質問頂ければと思います。

<つらいポケモン・構築>
ナットレイ:コケコ、グロス、ランドが止められてしまうので、リザで殴るorミミッキュで呪うorポリ2のみがわりをうまく絡める方法しか崩す手段がなく若干面倒。
ハッサム:羽休めを切っていればまだなんとかなりますが、不利を取るポケモンが多いのでつらめ。
グライオン:あらゆる個体を考えるとコケコ、グロスくらいしか対面で相手にできる個体がおらず、左記2匹は裏のラッキーとかエアームドで簡単に止まってしまうため、非常にきつい。ゆえにグライオン入りの受けループがしんどい。
カプ・テテフ:単体ならなんとかなるが、カバルドンが裏にいると崩しづらい。カバが混乱実を持っていると尚更。
ブラッキー:上4匹に比べたらなんとかなるが、ポリゴン2で崩せる対象なのに、シンクロを持っているせいで少々つらい。
まだいると思いますが、ざっと思いつくくらいだとこれくらいです。

<戦績・結果>
最高/最終2113 最終順位??位

2匹の硬い爪で、Two Tough Clows・・・(いい構築名がなかった)

QRコード
https://3ds.pokemon-gl.com/rentalteam/usum/BT-467F-BB06

今シーズンは若干インフレ気味でしたがUSMの最初のシーズンでとりあえず2100に載せることができて良かったです。
この調子で次のシーズンも頑張りたいと思います。

個人的にクチートを使うのが苦手なので、あえてクチートを使って2000をまずは目指そうと思っています。

【S6使用構築】みがわりポリ2+UB3種盛サイクル【シングル】

サンムーン最終シーズンお疲れ様でした。
今回は最終週にサブロムで使用した構築を記事にしたいと思います。

<各個体の役割>

・ゲンガー:特殊アタッカー、サイクルカット
・ポリゴン2:特殊受け
ウツロイド:特殊受け
テッカグヤ:物理受け、テテフ受け
カミツルギ:物理アタッカー、抜きエース
カバルドン:物理受け、バトン対策


<構築の経緯>
今ままで対面構築や積みサイクルを好んで使う傾向に自身があったので、サイクル重視の構築を使ってみたいと思ったのが礎。
サイクルを使ううえでカバリザグロス、カバマンダなどの環境上位の並びに強いカバウツロカグヤをベースとして構築を組み立てた。

以下、採用順に詳細。

カバルドンゴツゴツメット

腕白HB 砂起こし
地震ステルスロック/吹き飛ばし/怠ける

物理受け1。砂とゴツメダメージでスリップを狙いたい場合や物理炎にはこちらを積極的に出していく。

通常のゴツメカバは氷の牙と欠伸を持たせることが多いが、呪いミミッキュ等がパーティにおらず、
またゲンガーも滅びの歌を搭載しようとしなかったので、バトン対策兼起点回避の意味で吹き飛ばしを採用。
吹き飛ばしと相性も良く、相手のサイクルへの負荷やカミツルギで抜いていく場合の補助としてステロも持たせた。

ウツロイド@黒いヘドロ

臆病 ビーストブースト(S上昇)
185(4)-*-79(92)-167(156)-152(4)-170(252)
パワージェム/毒々/守る/身代わり
S:最速
H:4n+1
C:D4振りメガバシャーモをパワージェムで高乱数2発
B:余り

特殊受け1。構築単位で重いリザYや霊獣ボルトロスヒートロトムへの対抗馬。
砂下であればD振り奇跡ラッキー同等の特殊耐久を誇るので、デンジュモクポリゴンZのストッパーにもなれたりした。
型としてはポリゴン2の崩しができ、宿木とも相性がよい毒みが型。スリップダメージを稼いだり自身の回復にも繋がる守るも持たせた。

Cを上げている理由は、特殊耐久は無振りでも十分なため、削り重視でSの実数値を上回らない程度に振った。
身代わり状態で相手を倒しSを上げれば、本来倒せなかった高速物理アタッカーを毒殺できたりとBBでのS上昇の恩恵は大きい。
また、多少なりとも影打ち等の物理先制技の負荷を和らげるためにBに余りを割いている。

相手の鋼枠に止められやすいがゆえに、逆にその点は相手の選出を読むうえでメリットになる点でもあった。

テッカグヤ@イアのみ

腕白 ビーストブースト(B上昇)
204(4)-122(4)-159(172)-114-131(76)-82(4)
ヘビーボンバー/火炎放射/宿木の種/守る
H:4n(呪い×3やカプZで木の実発動)
B:A156ミミッキュのA+2 Zシャドークローが154〜183(確定で木の実発動)
D:C222ギルガルドのZシャドーボールが153〜181(確定で木の実発動)

物理受けがカバルドン1匹だけでは役割集中された際に受けが成立しなくなってくるので2枠目の物理受けとして採用。
持ち前の耐性の多さとやどまもにより非常に場持ちが良い。
物理受けと言っておきながらDにも少し振り、テテフへの受け出しにも半回復木の実とあわせて仕事をこなしてくれた。

ナットレイカミツルギ、ミラーのカグヤへのダメージソースとして火炎放射を持たせている。

・ゲンガー@ゲンガナイト

臆病 呪われボディ→影踏み
メガ後:165(236)-*-102(12)-191(4)-116(4)-200(252)
祟り目/ヘドロ爆弾/鬼火/守る
H-B:A156のA+2影打ち耐え
S:ミラーとコケコ意識の最速

周りの状態異常撒きと相性が良いHS基調の鬼火祟り目ゲンガー。
催眠と比較した鬼火の良いところは、
・命中率が高い
・継続してスリップダメージが与えられる
・Aが半減できるので裏の積みエースの起点を与えられる
・守るとの相性の良さ
が考えられ、この構築には鬼火持ちゲンガーが適していると思っている。

影踏みによって逃さずに〆ることができるのがサイクル構築を使う上で非常に頼もしかった。
先発に置いて強引に鬼火を当てて交代し、裏のポケモンでサイクルを回しつつ頃合いを見て再降臨というムーブを取りやすくするための耐久振り。

・ポリゴン2@進化の奇跡

穏やか トレース
191(244)-*-116(44)-126(4)-144(124)-92(92)
冷凍ビーム/放電/身代わり/自己再生
H-B:A143ミミッキュのA+2じゃれつくZを最高乱数以外耐え
S:大抵の同族を抜けるところまで振った
D:余り

特殊受け2枚目のHD基調のポリゴン2。
カバウツロイドカグヤで対処しづらいゲッコウガアシレーヌなどのZ持ち高火力水を受けられる点、ゴースト技の一貫を切れる点として採用した。

今回採用するにあたり、毒持ちのギルガルドや、宿り木持ちのテッカグヤを意識して身代わりをも持たせてみたところうまくハマった。
ゲッコウガの冷凍ビームや悪の波動連打にも身代わりを挟むことでバグのリスクを落とせるのも強み。
構築で重いカグヤ意識で電気技は必須級なので、身代わりと相性の良い放電を持たせた。
ミラーのポリゴン2対決でもダウンロード持ちだろうがCが上がらなければC172トライアタックでは身代わりが壊れないため、放電連打が可能。

また、電気技との技範囲をカバーでき、マンダのガン積みを抑止できる冷凍ビームを2ウェポンに添えた。
特性は上から攻撃する場面を考えるとアナライズは相性が悪く、マンダやギャラへ1サイクル負担をかけれるところまで想定するとトレース一択。
挌闘技のない霊獣ボルトや毒技のないヒードランも流せる可能性が高くなる。

カミツルギ@悪Z

陽気 ビーストブースト(A上昇)
135(4)-208(52)-152(4)-*-76(196)-177(252)
リーフブレード/辻斬り/聖なる剣/剣の舞
H-D:C190メガゲンガーシャドーボール耐え
   C200テテフのPF下サイコキネシスが100〜118
S:最速(ミラー、Sを落としたグロス意識)

最後の枠はここまででギャラドスやレヒレナットレイバシャーモが重く、AB呪いミミッキュや飛行Zギャラドス等と悩んだが、
リザードン、ガルーラ、少しSを落としたメタグロスなどの個体数が多いメガ進化を上から殴れ、サイクルで疲弊したポケモンを倒すだけでAが上がって抜きエースとなりえやすいカミツルギとした。

ステロで体力が半分減ったリザードンや、グロスやゲンガーを倒しきるため、悪Zを持たせている。
また、スカーフテテフのスイープ防止やhdSの滅びゲンガーが終盤多かったことを意識してDにかなり寄せた配分とした。

聖なる剣はオニゴーリの防御・回避UPを無視してダメージが入るため、ガルクレセゴーリなどには有利に立ち回れた。

<選出パターン>
基本的には、ゲンガー、ウツロイドテッカグヤカバルドンの中から選出することが多いが、
カミツルギで通せそうな場合はカミツルギを組み込み、ゲッコウガアシレーヌテッカグヤ、ゲンガーが見えた場合はポリゴン2をほぼ選出に入れた。

<重いポケモン
ルカリオ:物理も重いのだが、特殊型だと手に負えない。一度悪巧みをされると気合玉が2回ほど外れることを祈るしかない。
バシャーモ:対抗できるのがカバしかおらず、交代にあわせて剣舞されて炎Zだとか急所に当たるとそのまま崩壊。特殊型であればゲンガーでなんとかなったりならなっかったり。なのでカバゲンの選出がほぼ確定してしまう。
ヒードラン:穏やかの噴煙大地毒身代わり@残飯は、Aが上がったカミツルギをうまくあわせないとゲームセット。
デンジュモク:電気ZもエスパーZも重い。カバウツロイドでうまくごまかすか、ゲンガーかカミツルギで急所を引くか。
カバルドン:欠伸ループが抜けられないので、宿木を事前に巻いたり、無理やり居座ったりするしかない。終盤はカバ展開が減っていたので少し助かった。
・ゲンガー:パーティ全体で火力が乏しいので催眠の試行回数を稼がれたり、滅びで闇に葬られる未来になりやすい。
他にもいた気がするが、何戦かしてすぐに思い上がるのはこれら。

<戦績・結果>
最高・最終2004

バシャーモ入りに対する仕込みが薄かったのが課題で、その課題を時間がなかったがゆえに対処できなかったのがもう少し上まで伸ばせなかった原因であると考えている。

<最後に>
今回はサブロムで使用した構築を載せたが、一応メインロムでも別構築で2000を達成しており、こちらも最終は2004というタイ記録。
並びだけは後日公開しようと思うが、内容がシンプルなためこちらを記事にした。

あっという間に1年が経ちサンムーン環境が終わりマイチェン環境に変わっていくわけですが、
この期間ではオフでもレートでも目立った成績を残せず、悔しい1年でした。
今までを振り返ると、BWよりかはBW2、XYよりかはORASの方が調子が良かったので、USM環境頑張りたいです(笑)