すかいどろっぷ

ポケモンシングルを中心とした構築および考察置き場です

【サンムーンS1使用構築】6世代亡霊軸スタン【最終2103】

あけましておめでとうございます。サンムーン発売してから初の記事なので久しぶりの更新となります。
今回はサンムーンのシングルレーティングバトルのシーズン1で使用した構築を記事にしたいと思います。

少々インフレ気味でしたが無事にいつも目標としている2100を達成し、とりあえずは幸先の良いスタート(?)が切れました。
並びとしては以下の6匹となります。

メガガルーラガブリアスメガゲンガーパルシェン

種族名技1技2技3技4特性持ち物
ガルーラ猫騙ブレイククロー地震不意打ち肝っ玉→親子愛ガルーラナイト
ガブリアス逆鱗地震炎の牙剣の舞鮫肌ドラゴンZ
ゲンガーシャドーボール道連れ滅びの歌守る呪われボディ→影踏みゲンガナイト
パルシェン氷柱針ロックブラスト氷の礫殻を破るスキルリンク気合いの襷
カプ・コケコ10万ボルトマジカルシャイン瞑想身代わりエレキメーカー電気Z
テッカグヤヘビーボンバー宿木の種身代わり守るビーストブースト食べ残し
シーズン序盤はボーマンダをメインに据えたサイクル中心のパーティを使っていたのだが1800〜1900程度で頭打ちとなり、かねてからガルガブゲンを軸とした対面寄りの構築の方がなじみがあったため、その軸のまま中盤以降使い出すことにしました。

<個別解説>
メガガルーラ@ガルーラナイト
メガガルーラ
メガ前:205(196)-161(252)-101(4)-*-102(12)-116(44)
メガ後:205(196)-194(252)-121(4)-*-122(12)-126(44)
【性格】意地っ張り【技】猫騙し/ブレイククロー/地震/不意打ち

最速テッカグヤ抜きのポケモン(S125)+1を確保し、ダウンロード対策、A最大、残りHPという配分。
基本は猫不意マシンであるため、Sよりかは耐久が欲しい場面が多いと考えHA基調としている。
ブレクロ連打でゴツメを除く高耐久ポケモンにも抗うことができ、単体での崩し性能は非常に高い。
また、構築にスカーフ持ちを用意していないことから、舞ったボーマンダギャラドスパルシェンポリゴンZなどに対抗できる貴重な駒である。
4枠目には重めなジバコイルハッサムを始めとした鋼勢に通る地震としている。

子のダメージが4分の1となってしまったが、ゴツメ持ちが減少したことで猫が通りやすく、まだまだ一線級を張れるポケモンであると感じた。

ガブリアス@ドラゴンZ
ガブリアス
183-199(244)-115-*-118(100)-143(164)
※配分は右記のブログを参考にさせて頂きました。http://www.evervolition.com/entry/2016/12/24/012242
【性格】意地っ張り【技】逆鱗/地震/炎の牙/剣の舞

カプコケコやデンジュモクの電気技の一貫を切るために、地面枠として第4世代からのヒーローであるガブリアスを搭載。
役割としては裏のガルーラやパルシェンを通すことに努めることが多く、相手の受けを強引に突破することを目的としてドラゴンZと剣の舞を持たせた。
Z技で最高打点の逆鱗、一致技の地震、積み技の剣舞を確定とし、ハッサムテッカグヤの即打点として炎の牙を4枠目に添えた。

同じ電気無効枠としてはマンムーやガラガラなどもいるが、高い崩し性能をある程度のSから放てるという面でガブリアスをチョイスした。付加価値として、岩、炎の一貫も切れる。
正直シーズン終盤はそこまでD振りが活きる場面も少なかったので、Sを上げた方が良かったかもしれない。

メガゲンガー@ゲンガナイト
メガゲンガー
メガ前:159(188)-*-80-150-104(68)-116(252)
メガ前:159(188)-*-100-190-124(68)-200(252)
H-D:C190メガゲンガーシャドーボールを87.5%で耐える
【性格】臆病【技】シャドーボール/道連れ/滅びの歌/守る

6世代終盤の配分をそのまま引っ張ってきた。
構築の最後に入ったポケモンであり、バトン系統やナマコブシ入り、害悪系統などのパーティへの回答として採用。

コンセプトから絶対闇に落とし入れるマンとして道連れ&滅びを入れている。
6世代では身代わりだったが、道連れの弱体化により、擬似連打ができるように守る。
守るにしたことで、後述するテッカグヤの宿木とのシナジーも一応あり、拘り持ち臭いポケモンへの様子見などもできるし、
初手の不利体面でも守る+メガ進化で特性を影踏みにした後に後続へバックをすれば、いずれサイクルカットとして登場させることもできるなど用途は広い。

ウェポンとしては相手のゲンガーや若干重めなルカリオへの打点としてシャドーボール
初手のコケコやテテフをヘドロ爆弾で飛ばすために控え目スカーフゲンガーも考えたが育成が間に合わなかった。

パルシェン@気合いの襷
パルシェン
125-161(252)-201(4)-*-65-122(252)
【性格】意地っ張り【技】氷柱針/ロックブラスト/氷の礫/殻を破る

冒頭に軸はガルガブゲンと記載したが、真のエースはパルシェンであるかもしれない。
有利対面でも不利体面でも殻を破れるチャンスを持てる気合いの襷は非常に相性が良いアイテムであり、タイマン性能を引き立てる。
トレンド的にも、シーズン序盤は水Zで鋼枠に一泡吹かせる型が多かったが、今は襷が主流だろう。

カプテテフが初手に出てくることが多いのだが、最速スカーフでも破った後のパルシェンは抜けないため、そのままサイコフィールドによって先制技に縛られずHP1を残したまま半壊あわよくば全抜きを狙えるところが素敵だった。
(逆に電気技で麻痺ったり、挑発持ちやHBベースのオボン持ちであったりするとEASY LOSEが見える)

技は定番の4つであり、ロックブラストを外さない自覚を持たせるためにルアーボール入り。

◆カプ・コケコ@電気Z

145-*-105-147(252)-96(4)-200(252)
【性格】臆病【技】10万ボルト/マジカルシャイン/瞑想/身代わり

パルシェンが突破が難しいポケモン(水や鋼)に強いポケモンであり、特殊アタッカーとしての採用。
ハッサムメタグロスギルガルドは通常10万ボルトでは2発程度殴らなくてはならず、リターンで帰り討ちになる可能性がある中で、ワンパンもしくは大ダメージを入れて後続の圏内に押し込めるよう、電気Zを持たせている。
10万ボルト耐えを施したメガギャラドスやZ持ちのアシレーヌやカプテテフの甘えた居座りも許さない。

とは言え、裏の地面枠がチラついている状態で闇雲にぶっぱできないことを考え、身代わりを持たせた。
ガブリアス限定であるが、有利対面で身代わりを張ったターンにガブが出てきた場合、相手がスカーフ持ちであるかどうかの情報アドバンテージも取れるため、地面枠にガブを搭載しているパーティにはかなり重宝した。
ちなみにギルガルド対面での安定行動にも成り得る。

4枠目は草結び、壁なども試していたが、最終的に瞑想を持たせていた。
理由としては不毛なコケコミラーに強く出ることができ、ミラーでSが負けマジカルシャインを打たれても、1瞑想すれば次のシャインは耐え、Z技でワンパンが取れる。
こちらが上を取れる可能性もあるので、そこまで運が悪くなければ優位に立てるはず。(フェアリーZやカプZ持ちだと分が悪くなってしまう可能性もあるが・・・)
他にはポリゴン2にも身代わりと合わせて崩し性能を上げたり、エレキフィールドが切れても火力UPをしたりと役立つ場面は意外と多かった。

テッカグヤ@食べ残し

204(252)-122(4)-123-*-121-124(252)※ビーストブーストでS上昇
【性格】陽気【技】ヘビーボンバー/宿木の種/身代わり/守る

構築唯一のクッション役であり、地面を無効化できる稀有な有用飛行枠。
当初、構築を考えるうえでテッカグヤはすんなり脳内で入ってきていたものの、性格・配分が構築を回してみないと分からないと判断し、とりあえず最速のやどみがまもで使ってみようと試みてからなんだかんだで最後まで使っていた。

しかし、これが正解だったかと言われると答えはノーであり、ぶっちゃけHB基調の方がベターであったと思う。
ガブリアスやガルーラ、ミミッキュなどの物理に後投げすることが多く(テテフにも良く投げたけど)、H振りだけでは押し切られることもたまにあった。

S振りが活きた場面としては、後出ししてくるジバコイルや放射持ちカグヤをやどみがでハメられたり、カブレヒレを上から殴れたところくらいか。
また、コケコの起点になってしまう場面も多くあるので、ヘビーボンバーへの後出しを許さぬよう、ソクノの実を持たせて無理やり突破を図るのも面白かったかもしれない。

種族値上ステータスをいかようにもできるので、今後色々カスタマイズをかけていきたいポケモンであると感じた。

<選出の仕方など>
基本的にはパルシェンを通せるか通せないかをまず考える。
「先発に出して殻を破って半壊以上見込めるか」「先発が厳しそうなら、どのポケモンを呼び込んで殻を破るか」「そもそもストッパーや先制技持ちが多いため裏選出をするのか」の3パターンを想定し、選出を決めて行く。
なので言ってしまえば、固定選出というのは特段なく、相手によって最適なものを選択する形となる。

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一応、以下を記念として。

シーズン1はバンク解禁前のポケモンに限ったレギュレーションということもあり、本気出すのは次からでええやろ〜って思ってたんですが、いざやってみるとすげー面白くって、気付いたらなんだかんだ対戦回数300回を超えてました(笑)
ゲームバランスもちょうど良く、かなり良環境だったのではと個人的には思います。

シーズン2以降は全ポケモン使えるということで、また一からの環境となりますが、まずは同様に2100以上を目指して頑張って行きたいです。

末尾に。今年も本ブログ「すかいどろっぷ」を不定期ながら更新していきますので、宜しくお願い致します!