すかいどろっぷ

ポケモンシングルを中心とした構築および考察置き場です

【S3使用構築】身代わり4種盛りカバゲンカグヤ【シングル】

シーズン3最終日に使った構築の紹介となります。

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以下、採用順に簡単に個別紹介など。

■ゲンガー@ゲンガナイト

【性格】臆病 【特性】呪われボディ→影踏み
【技】祟り目/ヘドロ爆弾/催眠術/身代わり
【配分】CS

構築の原点。
抜いていけるゲンガーを全シーズンから久々に使ってみたく採用に至った何の変哲もない催眠ゲンガー。
無理な状況も60%でひっくり返すこともできるが、過信しすぎはレートを溶かす要因にもなったように思える。

テッカグヤゴツゴツメット

【性格】呑気 【特性】ビーストブースト(B上昇)
【技】ヘビーボンバー/火炎放射/めざめるパワー氷/草結び
【配分】HB

ゲンガーとの縦の相性補完。
ティーパージを絡めたやどみが型やZ持ちの3Wアタッカーもこの並びだと有名であるが、構築全体でガルーラやミミッキュガブリアスボーマンダなどが重くなりがちだったのでそれらに強く出るためにHB振りとした。
前述のポケモンたちへの強打点やメタグロスナットレイにもダメージを入れられるような技構成にしてある。

最終日までHP半分実を持たせ宿り木を持たせていたが、メガギャラドスが重すぎたので受け出した時に少しでもダメージを与えられるゴツメを持たせ、挑発身代わりがあっても殴れるように草結びとしたが少し尖りすぎた感はある。
単体性能が落ちるので身代わり持ちが本構築では多いので宿木で素直に良いはず。

カバルドン@オボンのみ

【性格】慎重 【特性】砂起こし
【技】地震/欠伸/ステルスロック/毒々
【配分】215(252)-133(4)-141(20)-*-132(220)-69(12)
HB:A156ミミッキュの+2ゴーストZ(140)を耐える程度
HD:C211メガリザードンの晴れオーバーヒート耐える程度
S:ミラー意識で無振り+2

電気無効枠兼起点作り役。
今シーズン流行ったHDベースの行動保証型。
Dは振り切るとコケコの草結びが乱数でオボン圏内に入るかどうかの瀬戸際のダメージになり2発で落ちてしまう可能性が少し上がることから、乱数が悪く動く方にずらしオボン発動の確率を上げた。

最初はラムのみを持たせキノガッサに無理やり居座れるような型にしていたが、リザXへの受け出しを考えると体力が足りないのでKPの多さからもオボンに変更した。

本来吹き飛ばしの枠に第2の状態技である毒々を最終日に仕込んだ。
これはコケコのフィールド展開をするうえで欠伸を打てない際に状態異常をばらまく意味で採用しており、エレキフィールド化で重いカバルドンや、欠伸を打たれてから蜻蛉展開しようとしているランドロスに毒を盛れる。
こうすることで後続のゲンガーが命中のリスクを負わずに祟り目を押せ、みがわりによって毒のダメージ調整も図れる。

吹き飛ばしがないことでバトン構築や身代わり積みエースに抗うことができなくなった点はかなりのデメリットも生じている。

ウルガモス@虫Z

【性格】控え目 【特性】虫の知らせ
【技】火炎放射/虫のさざめき/蝶の舞/身代わり
【配分】CS

ここまでで重いポリゴン2に強く、ギルガルドナットレイのワンパン枠としてウルガモスを採用。
最近では光の壁やまもるを搭載したラッキーが増え崩すのが非常に困難になったが、受けループに積極的に出していきたい駒。
そういった意味で、特性とZで一番の高打点を出せる虫Zを持たせている。
また、VSポリクチにおいても身代わりを持つことで不意打ちをすかしやすく、トリルのターン稼ぎにも重宝した。

ちなみに今回は命中率意識で火炎放射を採用。
CSメガゲンガーに蝶舞後に丁度確定を取れたり、ミミッキュも準速ばかりであると判断したため性格は控え目。

ボーマンダボーマンダナイト

【性格】慎重 【特性】威嚇→スカイスキン
【技】捨て身タックル/竜の舞/羽休め/身代わり
【配分】195(196)-165-150-*-154(236)-150(76) ※メガ後
HB:A182ガブリアスの逆鱗を最高乱数以外耐える
D:11n
S:準速ミミッキュ+2(竜舞後最速フェローチェ抜き)

対炎枠や水の一貫切りとして第2のメガ枠でボーマンダを搭載。
あらゆる型のバシャーモウルガモスヒードランに受け出しや死に出しで竜舞を積んでいきたいがために、Dにガッツリ割いた型とした。
ここまで耐久に振るとメガ前の耐久でもゴーストZギルガルドに後出しがしやすい。

Sは準速ミミッキュ程度を意識したが、少しHDラインを見直し、せめて準速100族(ウルガモス)を抜けるようにまで振るべきだったと後悔。

身代わりの枠は地震にしていたのだが終盤増えだしたグライオンに構築単位で対策がなく、否応が無しに身代わりを持たせた。
羽休めと絡めれば、火力のないヒードランやキングシールドの択をかいくぐることになるがギルガルドにも弱くはないと見て甘えた。

慎重マンダと言えば空元気を入れた型が多いが、舞ってもカプテテフでさえ落ちない火力に愕然とし、状態異常にもそこまでならなかったことから単発火力重視で捨て身タックルとした。

■カプ・コケコ@フェアリーZ

【性格】臆病 【特性】エレキメーカー
【技】10万ボルト/マジカルシャイン/毒々/身代わり
【配分】CS

心なしか水枠が終盤につれて増えていったような気がしたので、この枠はゲッコウガで使っていたのだがコケコに変更をした。
ポケモンに対しては素の火力だけで十分なので、ミラー意識や水ポケモンの裏から飛んでくる地面(カバ、グライ除く)に大きく負荷を与えられるフェアリーZを持たせた。
コケコランドに一貫し、ギャラドスの偶発対面時もかなり安定択となりやすいのでこの選択は正解だった。

とは言え、無駄打ちに終わるのはもったいないので、様子見もかねてこれまたみがわりを持たせている。
スイクンミロカロスミラーコートや毒の時間稼ぎに便利であった。

また、ゲンガーとのシナジーやポリゴン2などの指数受けを崩す手段として毒を持たせている。

<基本選出>
ゲンガー+カバルドンテッカグヤ
カプコケコ+カバルドン+@1
基本的にはカバルドンを選出に加え、どこでステロや状態異常をまいて起点作りを行うかを考えることが多いです。

<苦手なポケモン
キノガッサ:初手にゲンガーを出して雑に削るか、カバを切って砂で襷潰しを行うしかない。
アシレーヌ:ゲンガーかコケコの2択に初手が縛られやすい。耐えられて返り討ちに合う可能性もあり。
バトン系統:カバに吹き飛ばしを切ったら厳しい。
ギャラドス:挑発や身代わり持ちが厳しい。
その他、身代わり羽マンダや、グライオン、受けループなど。

<結果>
最高レート:2041、最終レート:2003

今シーズンはデフレ状態でしたが、シーズン終盤にもう少し環境の見極めを早め、構築のブラシアップを図れればもう少し上に上がれたのではないかと思うだけに少々悔しさが残りました。来シーズンに備え、また精進します。