すかいどろっぷ

ポケモンシングルを中心とした構築および考察置き場です

【第4回真皇杯ラストチャレンジ&S10使用構築】ガルミミゲコスタン

2018年7月14日に行われました第4回真皇杯ラストチャレンジで優勝を果たすことができましたので、今回は使用した構築を記念に投稿しておこうと思います。

<使用パーティ>

<構築の経緯と中身について>
S10序盤に6世代で手に馴染んでいたガルーラを久々に使いたかった理由に加え、7世代の王道対面流儀であるメガ+Z+襷を軸とした構築を目指し構想を練っていた。

その過程で、の並びが非常に優秀であることはパイオニアの方々から色々学ばせてもらっていたので、この3匹を基本選出とし、対応が難しいポケモンもしくは+αの崩し要素を考えたうえで残り3匹を考えていった。

ガルーラ@ガルーラナイト
性格:意地っ張り
特性:肝っ玉→親子愛
配分:207(212)-192(236)-121(4)-123(20)-125(36)
技:猫騙し 八つ当たり 不意打ち 地震
H:16n-1
A:できる限り最大
D:C147コケコのEF10万ボルトZを最高乱数以外耐える
S:最速テッカグヤ抜き
B:余り(B<DでDL対策)

自身の対面性能を高めるべく猫騙し+ノーマル技+不意打ち型を採用。
HPが1でも残れば、猫ふい合わせて威力約160の先制技(子のダメージとタイプ一致補正込み)が放てるので、体力管理に気を使えるよう自傷ダメージを伴わない八つ当たりをチョイス。
地震の枠は炎のパンチ等とよく選択になると思うが、この構築で受けづらいヒードランやゲンガーを対面処理できるように今回は地震とした。

恩恵として、ミミッキュを素猫で皮を剥がした後にAB型だろうが地震2発で仕留められたり、猫、八つ当たり、地震と見せると、残り1枠を不意打ちと予想されづらく、通しやすいのも大きかった。

先述した通り体力管理が重要になるので、あらゆる攻撃を一発耐えるべくH振りとしている。

ミミッキュミミッキュ
性格:陽気
配分:131(4)-142(252)-100-*-125-162(252)
技:じゃれつく 呪い 痛み分け 身代わり

ガルミミゲコの基本選出するうえで誰かしらが崩し要素を持ち合わせていないと指数受けで止まりがちなので、そこを打破できるようにしたミミッキュを採用。
ストッパーとしての役割を持たせたいのと、準速100属付近や最速グライオン、テテフを意識して陽気ASのミミZとした。

剣舞持ちの型でも役割集中で同様の動きができるだろうが、呪いにより半永続的にダメージソースを与えられる点、猫ガルーラとのシナジーオニゴーリ・バトン系統へのメタを考えるとこの型が適任であると感じる。

ゲッコウガきあいのタスキ
性格:控え目
特性:激流
配分:147-*-87-170(252)-92(4)-174(252)
技:熱湯 水手裏剣 悪の波動 挑発

最近トレンドになりだした襷激流型。
メガゲンガー、コケコなどの自身より速いポケモンを返り討ちにしたり、積みエースのストッパー、初手の荒らしなど何でもできるまさに対面の鬼。

素早さに補正をかけても返り討ちにしたい仮想敵にどうせ抜かれているので、指数が上がる控え目での採用。

少し上記とは矛盾するが、波乗りと熱湯でそこまで確定数の差はでないように感じたので、メインウェポンとして火傷も狙える熱湯とした。

電気ポケモンを構築に採用していないので、水ポケモンへ打点を持てるように一致技の悪の波動も捨てれず、展開・回復を許さない&後続の起点にもできる挑発を持たせた。

ラスチャレでは堂々のフル出場。

アーゴヨン@ホノオZ
性格:臆病
配分:148-*-93-179(252)-94(4)-190(252)
技:流星群 ヘドロウェーブ 大文字 悪巧み

ガルーラスタンが誘いやすい初手のメタグロスやHDクチートを瞬殺するホノオZ型。
これらにはガルーラや襷ゲッコウガで対処できなくはないが、本来打ち合いたい相手に体力を温存してしたい等で負荷分散させたい場合や、受け回しへの悪巧みを使った処理ルートを確保したい場合に選出した。

ガルーラスタンで採用されやすいウルガモスでも同様の動きが取れるだろうが、対面の鋼を引かさせずにZを吐いて潰せる点を評価して採用に踏み切った。


霊獣ランドロス@マゴのみ
性格:腕白
配分:196(252)-166(4)-143(156)-*-103(20)-121(76)
技:地震 打ち落とす 身代わり ビルドアップ
H:4n
B:A189メガボーマンダの恩返しが91〜108、B+1状態になった後の恩返しが61〜73
 (ランド後出し、マンダ竜毎 → マンダ恩返し、ランドビルド → マンダ恩返し の後にきのみ発動を想定)
 A-1状態のA121テッカグヤのヘビーボンバーで身代わりが割れない。
D:C127テッカグヤの火炎放射で代わりの残存率81.3%
S:だいたいの慎重グライオン抜き

ラキグライムドーやドヒドグライオン、カグヤを絡めた受けサイクルはミミッキュだけでは対処不可なのでそれらへの崩し要素として本構成のランドロスを採用した。
著名になりつつあるビルド型であるが、この構築のかゆいところに手が届くよう、一番配分に時間を割いたかもしれない。

マンダを意識したHBラインになっているのは、受け回しの取り巻きにマンダが入っていることが多いので。

テッカグヤ@イアのみ
性格:呑気
配分:204(252)-121-170(252)-127-122(24)-72
技:ヘビーボンバー 火炎放射 やどりぎのタネ 守る

正直見せポケ枠。
ガルーラやメタグロス、テテフなどのクッションに置くケースはあるが、対面処理可能であれば優先順位は低め。

とは言え、こいつがいると電気や炎を誘えるので、襷ゲッコウガの得意先を引き寄せる効果はあったかもしれない。


<選出回数(予選7試合+本戦6試合の計13試合を集計)>

(11/14)
(11/14)
(14/14)
(2/14)
(1/14)
(1/14)

<結果>
第4回真皇杯ラストチャレンジ(200人規模):優勝
シングルレート シーズン10:最終レート2046(78位)

オフに出る頻度はかなり今までよりかは低くなってしまいましたが、念願の大規模オフでの優勝を果たせてとても嬉しく思います。
いつまでポケモンやるかは分からないのですが、いつでも引退できるような一つの思い出になりました。

5月に行われた関東予選と7/15に行われた真皇杯の本戦は違う構築を使用しましたので、こちらも近々アップ致します。
(関東予選が終了した段階で既に下書きは作っていましたが、今後も亜種を使うかもしれないのでアップを直前で控えていた)

【S9使用構築】コケコランドグロス偽装?襷ランド展開

遅れましたが、S9メインロムで使った構築のひとつを投下しておきます。
最高/最終2020台という誇れる結果でもないので簡潔に。

◆ゲンガー@ナイト

臆病 CS
シャドボ/ヘド爆/めざ氷/きあいだま

メタグロス@ナイト

意地 hAs
アイアンヘッド/思念/アムハン/バレパン

◆カプ・コケコ@電気Z

臆病 CS
10万/マジシャ/身代わり/瞑想

◆霊獣ランドロス@襷

意地 AS
地震/封じ/爆発/ステロ

スイクン@残飯

図太い Hbs
熱湯/まもる/身代わり/吠える

ジャラランガ@ジャラZ

控え目 CS(防弾)
ノイズ/放射/インファ/挑発

基本的な動きは初手ランドで場作りをし、スイクン+エースorエース2枚を通す動きになります。
簡潔明瞭な動きが取れるのでストレスフリーではありますが、初手でランドを切ってしまうと電気と地面が一貫してしまう点が傷でした。

また、初手でコケコorゲンガーを出さないとゲッコウガに好き勝手やられてしまう点、更に言えば襷激流だと左記2匹も咎められ被害が拡大してしまう点も如実な欠陥部分となります。

構築のパワーはかなりあるので、パーツ的な意味では今後開拓しがいはあるのかなと感じました。

S10はポケモンをやる時間が激減しそうなのですが、まあ余暇で頑張りたいと思います。

【USM S8使用構築 最高2092/最終2060】カバマンダガルド蝶蛙劔【シングル】

S8お疲れ様でした!少し遅くなりましたが毎シーズン終わりの恒例行事でもあるので、最終で使っていた構築記事を投下しておきます。

<使用パーティ>

<構築の経緯>
前期に流行していた「カバマンダガルド」を主軸に今期何かしらの形を自分でも形成したいと考え、シーズン中盤以降模索していった。
サブロムで何通りかまわして思考を重ねた結果、前期結果を多く残していたの並びに最終的に行き着いた。
このカミツルギはスカーフがメジャーだと思うが、相手の中低速サイクルを崩しやすい剣舞型に変更をし、
ゴツメメガ残飯マゴ悪Zで2000を乗せた。

もう一つのROMで2000↑を目指そうとし同じ並びで使用したが1900帯で低迷し、チューニングを図ることにした。
結果出来上がったのがである。
以下、採用順。

<構築の詳細>
ボーマンダボーマンダナイト

意地っ張り 威嚇→スカイスキン
メガ後:197(212)-189(52)-151(4)-*-128(140)-153(100)
八つ当たり/地震/竜の舞/羽休め
A:無振りミミッキュを八つ当たりで1発
D:C125アナライズポリゴン2の冷凍ビームを75%で耐える
S:最速100族抜き
耐久:A111-C211メガリザYの晴れニトロチャージ+めざ氷を超高乱数耐え

構築の始点。エースとしての自覚を高めるために色乱数を覚えてツモった。

配分は前期に蔓延していた配分をベースにDを少し落として素早さを準速100族抜きにメンテした。
Dに振らないと重めのリザードンバシャーモなどのめざ氷で簡単に圏内に入ってしまうので、この配分に間違いはなかったように思う。

ウルガモスがいることで強くヒードランを呼ぶことや、ウルガモスを選出せずとも鋼へのダメージソースを持てるようにテンプレから身代わりを切って地震を持たせた。

ギルガルド@食べ残し

冷静 バトルスイッチ
ブレード:161(204)-170-71(4)-222(112)-73(20)-75(28)
シールド:161(204)-70-171(4)-112(252)-173(20)-75(28)
シャドーボール/影打ち/毒々/キングシールド
H:16n+1
C:全振り
S:50族とミラー意識
D:余り

ボーマンダの相性補完。
ポリゴン2カビゴン等の耐久お化けに毒を盛る芸当が他のメンツでしづらいので残飯型。

特殊方向に厚めにする場合もあるが、そこはウルガモスでも詰めれるケースが多いので瞬間火力を引き出せるHC型。

S72抜きがクチートのSの指標にされるのではと危惧して申し分程度にSを振ったが特に意味をなさかった。
HP満タン時にこの型のガルドミラーが起こると下を取った方が勝てるので最遅かカバルドン抜き抜きの69もいいのではと感じた。

カバルドン@ラムのみ

腕白 砂起こし
211(220)-133(4)-172(148)-*-109(132)-68(4)
地震/欠伸/ステルスロック/吹き飛ばし
B:A143ミミッキュの+2じゃれつくZ(ぽかフレ)を最高乱数以外耐え
D:C179アーゴヨンのドラゴンZ(流星群Z)を最高乱数以外手
S:同族抜きで+1

ウルガモスがコケコだったときはゴツメで使っていたが、コケコを抜いた瞬間にガッサがどうしようもなくなったので泣く泣くラムのみを持たせてみた。

積みエースが三体いるので地震氷の牙みたいな構成ではなく補助的な欠伸ステロ型としている。

ガッサを薄く見るなら混乱実でいいと思う。

ゲッコウガ@拘りスカーフ

無邪気 変幻自在
147-147(252)-88-124(4)-81-191(252)
岩石封じ/ダストシュート/とんぼ返り/冷凍ビーム

カバマンダガルドを崩しにくるポケモンとして挙げられるリザードンウルガモス、レヒレ、水Zゲッコウガに強めのメタ枠。
メタを貼ってるのがあからさまにバレるのを防止するため、型が豊富なゲッコウガにこの役を任せた。
メタへの打点として、岩技、ダストシュート、とんぼ返りを持たせたA振りの型を採用。
アーゴヨンボーマンダなど一度起点を作られたら止まらなくなるストッパーも兼ね冷ビを持たせている。
岩技が岩石封じなのは起点防止と命中率を考慮したことと、岩雪崩だとスカーフがバレやすいと思ったため。
175-113くらいのリザYならば封じでもワンパンできるので火力的に最低限は満たされている。

コケコを入れていた時は襷で使っていたが、スカーフと思わしき初手のランドロスボルトロス、ヒトムなどに一泡吹かせるのと相手のゲコを上から殴るためにスカーフを持たせた。
技の使い分けができない部分に不便さは感じたが、それ以上に、高いSから打点を持てる点の方がメリットが大きかった。

恐らく本構築のMVP。

カミツルギ@悪Z

陽気 ビーストブースト
135(4)-208(52)-152(4)-*-76(196)-177(252)
リーフブレード/辻斬り/聖なる剣/剣の舞
H-D:C190メガゲンガーシャドーボール再考乱数耐え
   C200テテフのPF下サイコキネシスが100〜118
S:最速(ミラー、Sを落としたグロス意識)

サイクル破壊枠。受けループ対策枠。
ステロを撒いたあとのリザの処理や受けループに入っているゲンガーを考えて悪Z。
受けループの滅びの歌持ちゲンガーを見るために耐久を厚くしている。

前期にスカーフカミツルギが多かったせいで、ふいにドヤ剣舞をすると降参を押されることも少なくなかった。

ウルガモス@マゴのみ

控え目 炎の体
173(100)-*-101(124)-188(124)-127(12)-139(148)
H:奇数
B:A143ミミッキュの+2ぽかフレを上3つ切って耐える
C:197-130メガボーマンダを+1めざ氷で確定1発
 167-171ギルガルドを+1火炎放射で確定1発
D:C147コケコのEF10万ボルト→蝶の舞→10万を超高乱数耐え
 (こちらのスカーフゲッコウガがスカーフコケコの10万で落とされた際のケア)
S:+1で最速135族抜き抜き

カバマンダガルド@3ミラー対策枠。
役割集中でもされない限りカバルドンカミツルギ入りには特殊ポケモンを選出されやすいのでそこを起点に切り返しを狙う。
上記はコケコには成し得づらい芸当であるし、ヒードラン以外の鋼入りのサイクルを崩す能力も高いことからウルガモスは適任だった。

無理やり蝶舞の起点に持っていけるように混乱実を持たせ、重い鋼に外さずに安定打点を持てる火炎放射、Zを吐いた水への返しのギガドレインボーマンダ等のドラゴンを削るめざ氷。

同系統の型のウルガモスはS138が多いと思ったのでそれを上回るS設定にした。

<戦績・結果>
最高2092/最終2060 最終順位102位

最高レートエビデンス

※2100チャレンジはオニゴーリにずるされて打ち砕かれました。


前期の構築記事でクチートを使うと宣言しておきながら、結局その構築では1900台がやっとでしたので、来期こそは・・・
※きっと違う構築使っていると思います。