すかいどろっぷ

ポケモンシングルを中心とした構築および考察置き場です

ユキノオー


数日前にノオーガブの構築にコメントをいただいたので少しユキノオーのお話。

現環境でユキノオーというポケモンはどういう立ち位置にいるのだろうか?

BW2でテクニシャンキノガッサが爆発的に数を増やした。
キノガッサに対面からアドがとられてしまうスカーフ以外のニョロトノないしはカバルドンバンギラスといった天候要員は以前より数を減らした印象があり、またそれとは逆にキノガッサに優位に立てるキュウコンは今追い風が吹いている。しかしそれよりも、対面構築と言われる無天候スタンが軒並み数を増やしているというのが現環境であると考察する。
そしてその対面構築が苦手とするクレセリアも今ブームが起きているという噂である。

テクニガッサが増え、天候パ、特に砂パが前よりも数を減らし、対面パによく含まれるハッサムも増え、クレセリアが今後蔓延し、そのメタを張り、ウルガモスヒードランが前よりも数が増えるようなら、ユキノオーは現環境にあまり刺さっていない印象がある。
しかし、現環境の使用率上位に君臨する、ボルトロスマンムースイクン、ドラゴンに優位に立てる以上、決して弱いというわけではない。

現環境でユキノオーを使うなら以下のように私なら使う。

まず持ち物は襷、スカーフが候補にあがる。
どちらも対面で潰せるやつはきちんと潰す能力があるアイテムである。
今回は襷型だけ考えてみることにする。というより襷が1番安定して強いと思う。


まず技構成である。

・タイプ一致で威力120必中をぶっ放せる吹雪は切るわけにはいかない。
・最後っ屁に一矢射せる氷の礫も必須級の先制技だ。
・草タイプである以上草タイプの技も必須であり、草結びとギガドレインで悩むこととなる。
テラキオンバンギラスブルンゲルスイクンにパーティが薄めであれば草結びを採用し、そうでないなら、襷の復活も見越せるギガドレインを採用するのが良いと思う。草結びは接触技であり、鮫肌やゴツメのダメージを食らうことにも注意したい。
・最後の一枠は割と自由であり、パーティと相談するところである。
ヒードランにみがわりを張らせたくなければ地震ウルガモスを対面で潰したいのであれば岩雪崩、嫌らしく交換先に負担をかけるやどりぎの種、ハッサムにリスクを負わせるめざ炎、ワンチャンの絶対零度、マルチスケイルつぶしのまもるなど多種多様である。

次に努力値配分である。

S:現環境のテクニガッサはSが122の場合が多い。よって、最速であるS123をとることで胞子を浴びずに攻撃することができる。めざめるパワー炎を搭載する場合、最速にはできないので注意。
C:155-131ラティオスが天候ダメージ込みで1発で落とせる139は欲しい。ほぼ極振りである。
耐久:昔はDにたっぷり振ってたりすることもあるが火力と素早さがとにかく欲しいので切った方がいいだろう。特に意識するとしたら、175-96でA147のパルシェンのロックブラストをすべて最高乱数引かない限り耐えることができる。
A:地震や岩雪崩を搭載するときに意識する。が、無振りでいいだろう。

以上のことから、臆病CSが基調となるだろう。


いろいろ乱雑に書いたが、霰を降らせる唯一のポケモンであることには間違いはなく、有利なポケモンにはとことん有利な奴である。相手の後続にいかに負担をかけさせるか、起点にさせないかが、うまく使うときのコツであるといえる。パーティ編成、そして4枠目の技で、面白み、強さが分かれるポケモンだと言えよう。

ちなみに前回の記事のPTは高耐久に弱いのでめざ炎ではなく、絶対零度を搭載すべきでした^^;