【S5使用構築】トノラグガルミミ【シングル】
<構築の経緯>
シーズン中盤に対面構築寄りのガルーラ+ミミッキュ+@1を使っていたのですが、相手の炎や鋼の取り巻きを崩しにくいと感じ頭を悩ませていました。
そこで選出誘導的な考え方で「なるべく炎や鋼を呼びにくい」トノラグの雨の並びを添えて試行錯誤した結果、次のようになりました。
以下採用順ではないですが、個別解説となります。
●ニョロトノ@脱出ボタン
穏やか 雨降らし
197(252)-*-121(204)-111(4)-138(44)-91(4)
熱湯/冷凍ビーム/滅びの歌/守る
H-B:A197までのメガボーマンダの+1恩返し最高乱数以外耐え
ステロ+A233メガバシャーモの飛び膝蹴り確定耐え
H-D:C211リザードンYのソーラービームと雨下オーバーヒートを確定耐え
雨降らし製造機かつクッション枠。
色々と耐えてもらいたかったがパーティ単位で重いリザYへのダメージを優先的に考え、あとは汎用性の上がるB方向に努力値を回した。
冷凍ビームの枠は最終日以外はアンコールで使っていたが、そこまで打たなかったので自ら龍への打点を取れる冷凍ビームを持たせたが一長一短。毒々でもいいと思う。
●ラグラージ@ラグラージナイト
意地っ張りAS 激流→すいすい
滝登り/冷凍パンチ/地震/守る
普通のASラグラージ。
努力値配分は極振り以外あるのではと思考を凝らし、マンダの威嚇を気にせずに冷凍ビームを放てる、AとSを少し落としてCに割いたやんちゃ個体も試してみたが、Aに最大限振った火力でないとミミッキュやギルガルド、ステロで襷が削れたガッサへの乱数がずれてくるなどの弊害の方が強く、S方向も雨下で準速テテフや最速フェローチェまで抜ける安心感を持っておきたかったのでASに戻した。
リザ入りに雨選出をするために、初手出し対面で日照り攻撃を守りつつトノにバックできる守る搭載型とした。
先述のトノの滅び、後述のミミッキュの呪い、ナットレイの宿木とも守るは相性が良い。
●ボルトロス@ウイのみ
図太い 悪戯心
184(236)-*-132(236)-146(4)-101(4)-135(28)
10万ボルト/目覚めるパワー氷/身代わり/悪巧み
努力値配分も使いまわしの第6世代の最強亡霊。
雨とガルミミが強く呼ぶナットレイや所以オタクサイクル等の並びを起点・崩しとできる悪巧みボルトロス。
霊獣ボルトロスと比較してのメリットは、先制身代わりのおかげで混乱実の回復圏内調整ができて体力管理がとてもしやすいのと、ボディパージされたテッカグヤの上から身代わりを置けるところが非常に強力だと感じている。
また、身代わり連打で、滅び、呪い、宿木と相性は良き(2回目)
ボーマンダへの繰り出し性能やカミツルギ、カプブルル等の草物理の後出しを鑑みてほぼHB基調とした。
●ガルーラ@ガルーラナイト
意地っ張り 肝っ玉→親子愛
181(4)-192(236)-121(4)-*-122(12)-152(252) ※メガ後
猫騙し/捨て身タックル/炎のパンチ/不意打ち
雨選出しない時のメガ枠兼エース。
対面性能が一番高くなる猫+捨て身+不意打ちとし、指数を上げるために性格は意地っ張り。
ギャラドスや準速ミミッキュを上から叩きたいため素早さは準速とした。
4枠目として非雨選出で重くなりがちな鋼や、ミミッキュ、キノガッサへの打点として炎のパンチを入れた。
猫騙し+不意打ちはもちろん滅び、呪い、宿木と相性は良い(3回目)
●ミミッキュ@フェアリーZ
意地っ張り 化けの皮
151(164)-143(156)-124(188)-*-125-116
じゃれつく/影打ち/剣の舞/呪い
・配分元:http://http://tiapoke.hatenablog.com/entry/2017/07/19/115221
対面性能が高く型が豊富なミミッキュだが、その中でもメガバシャーモやメガボーマンダへの切り返しとして優秀なABミミッキュを採用した。
相手の物理受けの切り返しがボルトロスくらいしからこちらの構築にはいないので、ガルーラあるいはラグラージと役割集中をかけやすい剣舞フェアリーZ型とし、削りが難しい相手への対抗策やバトン・オニゴーリ絡みに強い呪いを投入した。
ABミミッキュは前シーズン終盤から多く散見されたが、使ってみるとやはりその強さに圧倒される。
●ナットレイ@イアのみ
生意気 鉄の棘
180(244)-114-153(12)-*-184(252)-22(最遅)
ジャイロボール/タネマシンガン/宿木の種/ステルスロック
主に雨選出した際にカプレヒレ等の水受けやキノガッサに後出しをする枠。
めざ炎持ちの水が非常に怖いので、少しでも耐えてステルスロックや返しの攻撃を出来るようにHDにほぼ振り切っている。
相手のサイクルに負荷をかけるのはもちろん、こちらの攻撃の圏内に入れたり、何回も天候を塗り替えようとしてくるリザYの後出しを許さないステルスロックをまず第一に投入したかった。
マンダの身代わりを割るジャイロと、草への打点が欲しかったので2ウェポンとし、ポリ2やクレセを詰ませる宿木。
技構成的に守るが入るスペースがなっかたので残飯よりも後出しによってサイクルに何回も参加しやすくなる混乱実をこいつにも投与し、カプZや自然の怒りで発動できるよう、HPを2nにした。
<選出パターン>
・雨が通りそうなとき(雨を降らせてしまえばラグラージで止まる相手が少なそうな場合)
→ニョロトノ+ラグラージ+ナットレイ>ボルトロス>ミミッキュ
・雨が通らなそうなとき(ラグラージの攻撃の試行回数を嵩まないと倒せない相手が多い場合)
→ガルーラ+ミミッキュ+ボルトロスorナットレイ
・物理受けが多い場合(クレセリア、ポリゴン2、ナットレイなどが複数)
→ミミッキュ+ボルトロス+ナットレイ
<シーズン5結果>
最高レート:2080 最終レート:2047(109位)
一応、メインとサブどちらも同じ構築を使って2000は達成。
目標としていた2100に乗せることができず非常に悔しいですが、普段使わない雨構築(5世代は少し触ってたけど、6世代はいっさい使わなかった)でまずまずの結果を出せたのは自分の中の一つバリエーションとして増えたので良かったのかなと思います。
次はサンムーン環境最後のシーズン最後となるので悔いのないようしたいですね!(n回目)
気が向いたらスペレで使っていたさかさバトルの構築も記事にしたいと思います。ノシ
【S4使用構築】カバリザ【シングル】
シーズン4最終日に使った構築を簡単に紹介。
リザYでかすぎィ!!
■カバルドン@ゴツゴツメット
腕白 砂起こし HB
地震/氷の牙/欠伸/怠ける
相手の物理ATに雑に投げるクッション枠。
マンダのみがわりを壊せる氷の牙。
■リザードン@リザードンナイトY
控え目 猛火→日照り
175(172)-111-112(108)-212(108)-136(4)-135(116)
大文字/めざめるパワー氷/ソーラービーム/ニトロチャージ
B:A182ガブリアスの岩石封じ最高乱数以外耐え
A197メガボーマンダの捨て身タックル耐え
A156ミミッキュのゴーストZ(威力140)+影打ち耐え
D:C197霊獣ボルトロスの10万ボルト耐え 程度
C:大文字で無振りミミッキュに160〜
めざ氷で無振りガブリアス、メガボーマンダ確定
S:最速キノガッサ抜き
こちらの裏に受けを選出できない場合も踏まえた、タイマン性能を上げた型。
今後ライボルトやミミロップを想定するならばHを削ってBとSに振り分けても良いかも。
■ゲンガー@気合いの襷
臆病 呪われボディ CS
シャドーボール/ヘドロ爆弾/凍える風/不意打ち
ストッパーになれて対面性能も高い襷型。
終盤増えていたギルガルドにも不意打ちにキングシールドをあわせられなければシャドーボール+不意打ちで勝てる。
不意打ちを採用しているので性格は無邪気で良い。(孵化が間に合わなかった)
■ミミッキュ@フェアリーZ
陽気 化けの皮 AS
じゃれつく/身代わり/痛み分け/呪い
耐久系がしんどかったので呪いミミッキュ。
■ゲッコウガ@エスパーZ
臆病 変幻自在 CS
神通力/悪の波動/冷凍ビーム/水手裏剣
ドヒドイデ絡みのサイクルやヘラクロス入りに対しての打点としてエスパーZゲッコウガ。
苦手なレヒレにもそこそこのダメージが期待できる。
悪の波動はテテフにエスパー技を打たせないように採用したが、ヒードランが重いので水技でも良い。
■ナットレイ@食べ残し
呑気 鉄の棘
181(252)-115(4)-166-*-168(252)-22(最遅)
ジャイロボール/タネマシンガン/やどりぎの種/まもる
A200テクニシャンキノガッサのマッハパンチを残飯込み2耐え
残りDでダウンロード対策
カバルドンが水や草と胎児してしまったときの引き先として。
他、ポリゴン2含めたサイクルが辛かったので、ミミッキュとあわせて崩せるようにやどまも型。
最終日付近に使って、最高2023で最終的には1900台まで落ちたので微妙なところです。
来シーズンはさかさバトルのスペレもあることだし、次シーズンは色々と本腰入れたいところ。。。
【S3使用構築】身代わり4種盛りカバゲンカグヤ【シングル】
シーズン3最終日に使った構築の紹介となります。
以下、採用順に簡単に個別紹介など。
■ゲンガー@ゲンガナイト
【性格】臆病 【特性】呪われボディ→影踏み
【技】祟り目/ヘドロ爆弾/催眠術/身代わり
【配分】CS
構築の原点。
抜いていけるゲンガーを全シーズンから久々に使ってみたく採用に至った何の変哲もない催眠ゲンガー。
無理な状況も60%でひっくり返すこともできるが、過信しすぎはレートを溶かす要因にもなったように思える。
■テッカグヤ@ゴツゴツメット
【性格】呑気 【特性】ビーストブースト(B上昇)
【技】ヘビーボンバー/火炎放射/めざめるパワー氷/草結び
【配分】HB
ゲンガーとの縦の相性補完。
ボティーパージを絡めたやどみが型やZ持ちの3Wアタッカーもこの並びだと有名であるが、構築全体でガルーラやミミッキュ、ガブリアスやボーマンダなどが重くなりがちだったのでそれらに強く出るためにHB振りとした。
前述のポケモンたちへの強打点やメタグロスやナットレイにもダメージを入れられるような技構成にしてある。
最終日までHP半分実を持たせ宿り木を持たせていたが、メガギャラドスが重すぎたので受け出した時に少しでもダメージを与えられるゴツメを持たせ、挑発身代わりがあっても殴れるように草結びとしたが少し尖りすぎた感はある。
単体性能が落ちるので身代わり持ちが本構築では多いので宿木で素直に良いはず。
■カバルドン@オボンのみ
【性格】慎重 【特性】砂起こし
【技】地震/欠伸/ステルスロック/毒々
【配分】215(252)-133(4)-141(20)-*-132(220)-69(12)
HB:A156ミミッキュの+2ゴーストZ(140)を耐える程度
HD:C211メガリザードンの晴れオーバーヒート耐える程度
S:ミラー意識で無振り+2
電気無効枠兼起点作り役。
今シーズン流行ったHDベースの行動保証型。
Dは振り切るとコケコの草結びが乱数でオボン圏内に入るかどうかの瀬戸際のダメージになり2発で落ちてしまう可能性が少し上がることから、乱数が悪く動く方にずらしオボン発動の確率を上げた。
最初はラムのみを持たせキノガッサに無理やり居座れるような型にしていたが、リザXへの受け出しを考えると体力が足りないのでKPの多さからもオボンに変更した。
本来吹き飛ばしの枠に第2の状態技である毒々を最終日に仕込んだ。
これはコケコのフィールド展開をするうえで欠伸を打てない際に状態異常をばらまく意味で採用しており、エレキフィールド化で重いカバルドンや、欠伸を打たれてから蜻蛉展開しようとしているランドロスに毒を盛れる。
こうすることで後続のゲンガーが命中のリスクを負わずに祟り目を押せ、みがわりによって毒のダメージ調整も図れる。
吹き飛ばしがないことでバトン構築や身代わり積みエースに抗うことができなくなった点はかなりのデメリットも生じている。
■ウルガモス@虫Z
【性格】控え目 【特性】虫の知らせ
【技】火炎放射/虫のさざめき/蝶の舞/身代わり
【配分】CS
ここまでで重いポリゴン2に強く、ギルガルドやナットレイのワンパン枠としてウルガモスを採用。
最近では光の壁やまもるを搭載したラッキーが増え崩すのが非常に困難になったが、受けループに積極的に出していきたい駒。
そういった意味で、特性とZで一番の高打点を出せる虫Zを持たせている。
また、VSポリクチにおいても身代わりを持つことで不意打ちをすかしやすく、トリルのターン稼ぎにも重宝した。
ちなみに今回は命中率意識で火炎放射を採用。
CSメガゲンガーに蝶舞後に丁度確定を取れたり、ミミッキュも準速ばかりであると判断したため性格は控え目。
■ボーマンダ@ボーマンダナイト
【性格】慎重 【特性】威嚇→スカイスキン
【技】捨て身タックル/竜の舞/羽休め/身代わり
【配分】195(196)-165-150-*-154(236)-150(76) ※メガ後
HB:A182ガブリアスの逆鱗を最高乱数以外耐える
D:11n
S:準速ミミッキュ+2(竜舞後最速フェローチェ抜き)
対炎枠や水の一貫切りとして第2のメガ枠でボーマンダを搭載。
あらゆる型のバシャーモやウルガモス、ヒードランに受け出しや死に出しで竜舞を積んでいきたいがために、Dにガッツリ割いた型とした。
ここまで耐久に振るとメガ前の耐久でもゴーストZギルガルドに後出しがしやすい。
Sは準速ミミッキュ程度を意識したが、少しHDラインを見直し、せめて準速100族(ウルガモス)を抜けるようにまで振るべきだったと後悔。
身代わりの枠は地震にしていたのだが終盤増えだしたグライオンに構築単位で対策がなく、否応が無しに身代わりを持たせた。
羽休めと絡めれば、火力のないヒードランやキングシールドの択をかいくぐることになるがギルガルドにも弱くはないと見て甘えた。
慎重マンダと言えば空元気を入れた型が多いが、舞ってもカプテテフでさえ落ちない火力に愕然とし、状態異常にもそこまでならなかったことから単発火力重視で捨て身タックルとした。
■カプ・コケコ@フェアリーZ
【性格】臆病 【特性】エレキメーカー
【技】10万ボルト/マジカルシャイン/毒々/身代わり
【配分】CS
心なしか水枠が終盤につれて増えていったような気がしたので、この枠はゲッコウガで使っていたのだがコケコに変更をした。
水ポケモンに対しては素の火力だけで十分なので、ミラー意識や水ポケモンの裏から飛んでくる地面(カバ、グライ除く)に大きく負荷を与えられるフェアリーZを持たせた。
コケコランドに一貫し、ギャラドスの偶発対面時もかなり安定択となりやすいのでこの選択は正解だった。
とは言え、無駄打ちに終わるのはもったいないので、様子見もかねてこれまたみがわりを持たせている。
スイクンやミロカロスのミラーコートや毒の時間稼ぎに便利であった。
また、ゲンガーとのシナジーやポリゴン2などの指数受けを崩す手段として毒を持たせている。
<基本選出>
ゲンガー+カバルドン+テッカグヤ
カプコケコ+カバルドン+@1
基本的にはカバルドンを選出に加え、どこでステロや状態異常をまいて起点作りを行うかを考えることが多いです。
<苦手なポケモン>
キノガッサ:初手にゲンガーを出して雑に削るか、カバを切って砂で襷潰しを行うしかない。
アシレーヌ:ゲンガーかコケコの2択に初手が縛られやすい。耐えられて返り討ちに合う可能性もあり。
バトン系統:カバに吹き飛ばしを切ったら厳しい。
ギャラドス:挑発や身代わり持ちが厳しい。
その他、身代わり羽マンダや、グライオン、受けループなど。
<結果>
最高レート:2041、最終レート:2003
今シーズンはデフレ状態でしたが、シーズン終盤にもう少し環境の見極めを早め、構築のブラシアップを図れればもう少し上に上がれたのではないかと思うだけに少々悔しさが残りました。来シーズンに備え、また精進します。