すかいどろっぷ

ポケモンシングルを中心とした構築および考察置き場です

【真皇杯ラストチャレンジ使用構築】毒ループ&サイクル【第1予選ブロック抜け】

3/28の真皇杯ラストチャレンジで使用した構築になります。

予選第1ブロックを6勝3敗で10人中3位で通過したものの、予選第2ブロックでは2-3という結果で終わってしまい、また惜しくもその先の一歩が届かないような結果で終わってしまいました。

使用パーティは以下になります。
ギルガルドメガライボルトランドロス(霊獣)スイクンキノガッサ

種族名技1技2技3技4特性持ち物
ボーマンダ捨て身タックル身代わり毒々羽休め威嚇→スカイスキンボーマンダナイト
ギルガルドシャドーボール身代わり毒々キングシールドバトルスイッチ食べ残し
ライボルト10万ボルトボルトチェンジ火炎放射めざめるパワー氷避雷針→威嚇ライボルトナイト
霊獣ランドロス地震岩雪崩叩き落すとんぼ返り威嚇拘りスカーフ
スイクン熱湯冷凍ビームミラーコート吠えるプレッシャーゴツゴツメット
キノガッサキノコの胞子タネマシンガンマッハパンチ岩石封じテクニシャン気合いの襷
実はこのオフに向けてパーティを2週間前くらいから考えていたのですが、最初はシーズン8で使ってた構築(前回記事にした並び)をベースにパーティを練っていたものの、どうもしっくりするものが思いつかずにいました。
で、兼ねてから使ってみたかった毒羽マンダを使ってみようということで、ボーマンダと相性のいいギルガルドを添えて毒ループにしたらやらしいんじゃねーかってことを踏まえて以下のよな構築ができました。
ボーマンダギルガルドボルトロススイクンバシャーモマンムー
2日前までこれを回してみて、ナットレイファイアローの並びや、ステロを撒かれたあとのスイクン絡みの構築などに勝てず、頭を抱えていたときに、レートでたまたま当たった、ライボルト入りのサイクルを回すパーティに感銘を受け、ちょっとこのアイディアお借りしようかな…ってことで、急遽友人に個体をツモってもらいつつ前日に組んだのが以下の構築。
ライボルトランドロス(霊獣)スイクンカイリューバシャーモナットレイ
2時間くらい回して勝率は6〜7割程ではあったが、うまく使いこなせない。個体もテンプレのやつだらけだ・・・
ってなった時に、この2つのパーティをミックスしてみたらどうだ!!ってことで生まれたのが
ボーマンダギルガルドライボルトランドロス(霊獣)スイクンキノガッサ
このパーティです。完成したのが当日の深夜2時で、レートで1戦だけして勝ったから寝ました。

すみません、前置きが長くなりましたが、簡単に個別紹介していきます。

ボーマンダボーマンダ性格陽気持ち物ボーマンダナイト配分メガ前:189(148)-156(4)-101(4)-*-115(116)-165(236)
メガ後:189(148)-166(4)-151(4)-*-125(116)-187(236)
配分はあんずさんの記事にあったものを拝借させて頂きました。
http://blog.livedoor.jp/anzupoke/archives/1017484827.html

1匹目のメガ枠としてボーマンダ。こいつを使ってみたかったという理由が構築のスタートになります。

耐久調整の理由や技の採用理由などは本家のブログをご参照下さい。

竜舞は採用しないんですかという意見も僕に対してあったのですが、本来こいつを受けようとしてる耐久ポケモンを崩すのがやりたいことであるため、毒を採用しています。
初手のラグラージカバルドンに対しても欠伸をみがわりで透かしたあと毒を吐けるので、たとえ、吠えるや吹き飛ばしで流されようとも毒による体力の消耗が狙えるのが強かったです。

ギルガルドギルガルド性格臆病持ち物食べ残し配分シールド:161(148)-*-171(4)-71(4)-176(44)-123(252)
ブレード:161(148)-*-71(4)-171(4)-76(44)-123(252)
H:16n+1
B:あまり
C:あまり
D:ダウンロード対策でB<D
 C124までのスイクンの熱湯がみがわりが耐える
 C146のボルトロスボルトチェンジが最高乱数以外みがわりが耐える
S:準速キノガッサ抜き

よくいる残飯ギルガルド
ボーマンダとの相性補完が良いため、受けまわしがしやすく、毒ターンの時間稼ぎを図ります。

相手の襷キノガッサがパーティ単位で少し重いので、少しでもアドバンテージを取りやすくするために最速は切れなかったです。

ライボルトライボルト性格臆病持ち物ライボルトナイト配分メガ前:167(172)-*-86(48)-132(52)-80-170(236)
メガ後:167(172)-*-106(48)-162(52)-100-203(236)
H:8n-1(毒・火傷ダメージを一応考慮)
B:A197霊獣ランドロス地震耐え
C:あまり(H149くらいのメガゲンガーを10万ボルトで高乱数2発程度の火力)
S:メガ前で最速ガブリアス抜き

前日に某氏よりA0のめざ氷個体をツモって頂きました。
トレース対策で避雷針にはしているものの、電気技に対して後出しする機会の方が多かったのでなんとも言えないところ。

技はテンプレ4つなので特に述べる必要はないでしょう。

メガ前は種族値が貧相なので(メガ後も決して高くはないが)、威嚇を撒く場面ではないときでも積極的にメガ進化するようにしていました。

威嚇ボルチェンから、後述のランドロスやゴツメスイクンに繋げ、相手の物理アタッカーをハメていく使い方が1番多く、
メガ進化さえしてしまえば、ゲンガー、ボルトロススイクンガブリアス、ガルーラなどのKP上位陣をを上から殴れることが可能ですので、環境的にも動きやすかったと思います。

配分については、もう少しいい振り方があると思います。
Cに全振りして、やっとH振りメガゲンガーを10万で確2取れるのですが、やはり耐久ラインもある程度(A182ガブの地震耐えくらいは)は必要であると思っているので、種族値が少し足りないなーと思うこともしばしば。

ランドロス(霊獣)霊獣ランドロス性格意地っ張り持ち物拘りスカーフ配分メガ前:167(20)-209(196)-118(60)-*-101(4)-140(228)
H:6n-1かつ8n-1(ゴツメダメ・毒・火傷ダメージ考慮)
A:11n
  209ガルーラに対して地震で76.2%で2発
  (A216のメガボーマンダすてみタックルを耐えるポケモンに対して、地震で確2くらいの火力)
  無振りゲッゴウガに対してとんぼ返りが126〜150のダメージ(その後の珠ダメを考慮すると、68.8%で落ちる)
  メガゲンガーに対して叩き落すが102〜122(火傷で52〜62)のダメージ
B:威嚇込みでA182ガブリアスの逆鱗を最高乱数2発連続で引かない限り(99.61%)2耐え
D:あまり
S:S+1状態でメガライボルトミミロップ抜きしてるポケモン+2
(※実際使用した個体は非理想値のためBとDが-1)

ライボルトと合わせて、とんぼルチェン展開をしやすいポケモンとしてランドロスを採用しました。

後攻とんぼからエースを展開していくという使い方ではなく、ライボルトと威嚇を撒きあって何回かサイクルを回しつつ相手を疲弊させていく使い方と、ゴツメスイクンギルガルドを受け出す使い方があるため、上からとんぼ返りをできる方が使いやすいのではと考え、持ち物はスカーフに。
さらに終盤の抜きエースにもなれることも評価。

一致技の地震、コンセプトからとんぼ返りを確定。
岩技はリザードンYやファイアローに対して十分ワンパンできる岩雪崩。ボルトロスもワンパンしたい対象ではあるのですが、無理せずライボルトで受けまわすことも考慮した結果、ストーンエッジは見送りました。
最後に、初速でゲンガーを上から殴れるのがランドロスだけということもあり、打点を確保できる叩きおとす。

今回性格は意地っ張りとしましたが、準速メガリザードンXが多い現環境ならば性格を陽気にして最速付近まで引き延ばすのもありだったかなと思いました。
(いかんせん、厳選が間に合わなかったので、これまた某氏から搾取させて頂いた意地っ張りの個体を採用しました。)

スイクンスイクン性格図太い持ち物ゴツゴツメット配分207(252)-*-183(252)-110-135-106(4)
H:全振り
B:全振り
S:無振りクレセリア+1
(※実際使用した個体は非理想値のためCが-1)

各種、威嚇撒きポケモンからの引き先として安定した耐久力を持つスイクンを採用。

本当はもう少しSを伸ばしたかったのですが、威嚇が入ったA194メガガルーラからのグロウパンチ+捨て身タックルのダメージ計算をしてみたところ、
179〜214の被ダメ―ジとなり、振り切れば高乱数で耐える確率があがることから全振りとしました。

火傷のおまけつきである熱湯と、ドラゴンへの打点の冷凍ビームを確定。そして、バトン構築や起点防止策として吠える。
あと一枠はどうしようもない時に低火力電気へのダメージソースとしてミラーコートを搭載。コンセプトと少々合ってはいないのですが、ボーマンダギルガルド軸で選出した際はワンチャンが狙えるので、なくはなかったといった感じです。

ゴツメの置物として使用するだけであれば、ミラーコートと冷凍ビームを眠る・寝言にすることもアリだと思います。
他にもリフレクターを入れ込んだり、Sをガブリアス抜きの113に設定、あまりBで11nになる176にして、凍える風なんかも。
(参考:その場合の威嚇が入ったA194メガガルーラからのグロウパンチ+捨て身タックルの被ダメージ。186〜223)

大事な場面で熱湯を急所で当てたりしてくれたものの、これまた大事な場面でミラーコートの反射が麻痺して動けず失敗に終わることもあったりとトラブルメーカー的存在でした。

キノガッサキノガッサ性格意地っ張り持ち物気合いの襷配分135-193(204)-107(52)-*-100-122(252)
A:あまり
B:A182テクニシャンキノガッサマッハパンチを高乱数で耐える
S:全振り

最後に襷枠が空いていたこともあり、これまでのサイクル重視の思考とは一転、1匹で複数のポケモンと打ち合えるタイマン重視のポケモンを準備。
結構こういうポジションのやつって大事だと思っていて、こいつを軸に@2を選出するケースも後述にもありますが、かなりあります。

その中でも、初手のXだかYだかわからないリザードンや、ポリ2始動になりそうなクチート軸、ボーマンダが出せないようなカバルドンラグラージの処理、ライボルトが出せないときの水タイプへの打点等、痒いところに手が届くスペシャリストとしてキノガッサを最後に投下しました。

技・配分はテンプレなので特に説明は必要ないかと思います。

予選第1ブロック全9試合+予選第2ブロック全5試合の選出は以下の通り。

予1 1R予1 2R予1 3R予1 4R予1 5R予1 6R予1 7R予1 8R予1 9R予2 1R予2 2R予2 3R予2 4R予2 5R選出率
ボーマンダ--------6/14
ギルガルド-----9/14
ライボルト------8/14
ランドロス(霊獣)---------5/14
スイクン-------7/14
キノガッサ------- 7/14
・選出パターン
(1)ボーマンダギルガルド+(ランドロス(霊獣)orスイクンorキノガッサ
このパーティのひとつのコンセプトである毒受けまわし軸になります。
ギルガルドが選出しづらい場合(カバルドンリザードン等)は威嚇とのシナジーが取りやすいスイクンを多く選出しました。

(2)ライボルト+(ギルガルドorランドロス(霊獣)orスイクンorキノガッサ
ライボルトからの展開選出。相手によって刺さっているポケモンを抜擢するイメージです。

最後にこの構築できつい代表的なポケモンたち。

クレッフィ
 マンダガルド軸が出せないので、ライボルト軸で選出をしなければならないという圧迫感があります。

・めざ氷持ちの電気ポケモン
 ライボルトを採用しているものの、氷4倍と電気弱点をパーティに抱えていますので、対処はし辛いところはあります。

・ポリゴン2
 ワンパンできるポケモンがまずいない。というより、こっちに止まってしまうポケモンが多い。
 キノガッサで削るか、ギルガルドで対処するのが処理ルートになりますが、ダウンロード型だとギルガルドでも厳しくなってくるので、重め。

オニゴーリ
 ライボルトの放射連打かキノガッサマッハパンチ連打、あるいは地震がないこと・零度が当たらないことを祈りギルガルドでPPを枯らしにいくしかありません。

・ピクシー
 見せ合いでギルガルドアイアンヘッドを持っていることを考慮してくれと祈ります。マジックガードが完全に無理。

ジャローダ
 初速で勝てるのがスカーフランドだけであり、とんぼ返りから入るにしてもリーフストームと竜の波動・めざパ炎まで考えてしまうと受け先が少ない。

メガヤミラミ
 スイクンが回復技を持ち合わせていないため熱湯火傷だけでは勝ちは薄く、どこかのタイミングでメガしてもらった上で、メガボーマンダとの対面でこちらがみがわりを貼り、鬼火を透かし、捨て身2発を打ち込むという処理ルートしかなく非常に辛い。

・壁展開
 積み技がこちらのパーティにいないため、毒で粘る選出を強いられる。

・受けループ
 同じく積み技がないため、崩せる手段が少ない。

ぱっと羅列できるのはこのあたりとなります。基本的に自覚が問われる勝負や壁と受けルには弱めなので、オフには若干不向きであるかもしれません(爆笑)
それでもスタン系統にはいい勝率を保ててはいるので、まあ、これはこれで良かったんではないかと思います。

以上で、構築紹介は終わりとなります。何か構築の中で質問がございましたらお気軽にコメント欄かTwitter(@shizuku810)の方までお尋ね下さい!!

直近の大規模オフでの予選抜け(今回は予選抜けに含まれるのか怪しいですが)を4回中3回できており、結果だけ見れば満足であることは確かなのですが、更なる高みを目指していきたいと思っています。

改めて、当日お手合わせして頂いた方々ありがとうございました!
そして、結果を残された方々おめでとうございます!!
そしてそして最後に、真皇杯に携わっていたスタッフの方々、本当にお疲れ様でした!!!