【シングル】S11レーティングバトル使用構築:GGVSスタン【最終2110】
レーティングバトル、シーズン11お疲れ様でした。
一つ前の記事に書いた通り、クチート入りの構築をS11では長らく使ってきたのですが、どうもレートが上がりづらく、
毎度お世話になっているガブガルスタンを切り替えることに踏み切りました。
結果その判断は正しかったようで、今シーズンは久しぶりに2100(最終2110)を達成することができました。
使用パーティは以下になります。
種族名 | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 特性 | 持ち物 |
ガブリアス | 逆鱗 | 地震 | 岩雪崩 | 寝言 | 鮫肌 | 拘りスカーフ |
ガルーラ | 猫騙し | 不意打ち | グロウパンチ | 捨て身タックル | 肝っ玉→親子愛 | ガルーラナイト |
ボルトロス | 10万ボルト | めざめるパワー氷 | 電磁波 | 悪巧み | 悪戯心 | オボンの実 |
スイクン | 熱湯 | 冷凍ビーム | 毒々 | 眠る | プレッシャー | ゴツゴツメット |
ウルガモス | 大文字 | めざめるパワー氷 | ギガドレイン | 蝶の舞 | 炎の体 | ラムのみ |
ギルガルド | シャドーボール | めざめるパワー氷 | 影打ち | 聖なる剣 | バトルスイッチ | 気合いの襷 |
【シングル】S10レーティングバトル使用構築:ガブガルゲンスタン2【2000超え】 - すかいどろっぷ
ガブガルボルトスイクン(通称GGVS)@2という昨今では主流となっている対面構築です。
それでは、簡単に個別紹介。
意地っ張り@拘りスカーフ
<技>
逆鱗/地震/岩雪崩/寝言
<配分>
183-200(252)-116(4)-*-105-154(252)
前シーズンでは襷で使用していたが、今回はスカーフでの採用とした。
何故なら、序盤はガルーラ@1で相手のパーティをほぐし、終盤に逆鱗で抜いていくといった運用をしたかったためである。
このような使い方が単純でありながら強力で、驚くことに選出したら逆鱗しかほぼ打たなかった。
逆鱗以外のウェポンとしてはタイプ一致技の地震が確定で、
残り2枠は岩技+自由というのがスカガブのお決まりであるが、怯みワンチャンと命中率を考慮した岩雪崩を岩技として取り入れた。
自由枠には、後述のウルガモスが炎タイプでありながらキノガッサにタイマンで不利となりやすいため、ガッサに逆鱗を打ち込んで襷で耐えられて胞子を浴びせられたしても次サイクルで打点を与えられる寝言とした。
意地っ張り@ガルーラナイト
<技>
猫騙し/捨て身タックル/グロウパンチ/不意打ち
<配分>
メガ前:203(180)-161(252)-101(4)-*-102(12)-118(60)
メガ後:203(180)-194(252)-121(4)-*-122(12)-128(60)
H:HBクレセリアに対してゴツメ×4+捨て身タックルの反動で高確率で生き残れるHP
A:最大
S:準速キノガッサ+4
ダウンロード対策でB<D
203ガルーラ。この固体に関しては前シーズンと全く同じである。
猫捨て身、猫不意打ちで縛り切れるポケモンへの圧倒的制圧力はやはり凄まじい。
無理な相手(ゴツメ持ち高耐久)もグロパンを絡めて処理できるようにしている。
物理受けを処理できればガブリアスが当然動けやすくなるので、勝ち筋を拡げる意味でもグロパンは必須であると感じる。
今回は序盤の荒らしが仕事の主であるので、パーティ唯一のメガ枠ということもありゴーストタイプがいなければ積極的に選出していた。
図太い@オボンの実
<技>
10万ボルト/めざめるパワー氷/電磁波/悪巧み
<配分>
182(220)-*-134(252)-145-101(4)-135(32)
H:8n-2
B:A200ガブの逆鱗をオボン込みで77.3%で耐える
D:余り
S:最速70族ポケモン抜き
※配分は、固体値が31-奇数-31-31-31-30の場合を想定。実際は非理想値を使用。
今となってはメジャーと化した図太いオボンボルトロスであるが、従来の184-132のHBラインを見直してみた。
必要な努力値はどちらも同じで、オボンの回復量はもちろん4nである184の方が効率が良いのだが、
184-132のHBラインであるとA200ガブの逆鱗をオボン込みで耐える確立は68.4%であり、若干であるが182-134のHBラインの方が耐える確立が高い。
それと、Hを182にするメリットとして、H184と比べて8nのスリップダメージである火傷のダメージを1下げることができる。
これはファイアローへ後出しすることが多いこの型だからこそ、鬼火のスリップダメを軽減できるのは大きいことであると感じる。
また、ガルーラゲンガー対面の引き先としても考えられると思うので、鬼火を被弾する回数は多いのではないだろうか。
故に耐久ラインを182-134として残りをSに割き、同系統のボルトロスよりも速く動けるようにした。
技構成は単体での抜き性能も持たせたかったことから、悪巧みを持たせたが、構築的にファイアローとナットレイの並びが激重なので気合玉に変更しても良い。
めざ氷を切って気合玉という案もあるが、ガルーラが氷技を持っていないので、ドラゴンへの打点として必要レベルは高い。
図太い@ゴツゴツメット
<技構成>
熱湯/冷凍ビーム/毒々/眠る
<配分>
207(252)-*-180(228)-110-135-109(28)
H:全振り
B:長くなるので後述
S:無振り85族+4
※実際は非理想固体を使用
主にガルーラの引き先としての採用。時点でカイリュー、バシャーモなど。
毒持ちであるが故に相手のスイクンやクレセリアよりも速く動きたかったため、Bを妥協できる部分まで削ってSに回した。
207-180というHbラインは、A194メガガルーラのグロウパンチ(親→子)⇒捨て身タックル(親)まで、3発中いずれかで最高乱数引かない限り耐えることができるギリギリのライン。
これができるということは、対面であれば、相手:グロウパンチ⇒自分:熱湯⇒相手:捨て身タックルの子のダメージが入らなければスイクンが落ちない=ゴツメダメを稼げるので相打ちに持っていける。
ちなみに、相手がグロウパンチを打つ前にA-1状態であれば(威嚇からスイクン引きというシチュエーション)、捨て身の子ダメまで耐える。
技構成はテンプレ。受けルに厚くしたいのでTODも狙える毒+眠る。
控えめ@ラムの実
<技>
大文字/めざめるパワー氷/ギガドレイン/蝶の舞
<配分>
161(4)-*-99(112)-205(252)-125-138(140)
H:奇数
B:A200ガブリアスの逆鱗耐え(最高乱数切り)
A200マンムーの地震+氷の礫耐え(地震で最高乱数引かない限り)
A133カバルドンの岩石封じ+砂1回耐え
S:+1で最速135族抜き
※固体値は31-偶-30-31-31-31のめざ氷個体(31-奇-31-31-31-30でも実現可能)
上記は以前にも記事にしたウルガモスの配分の焼き直し。
ウルガモスの配分 - すかいどろっぷ
今回も炎枠にウルガモスを採用した。
この枠はガブガルボルトスイクンが苦手とするナットレイにまず強い必要があると考え、電磁波も考慮するとラムの実持ちが欲しい。
そこで候補に挙がりやすいのはラムバシャーモ、ラムファイアローであるが、
マンダスイクンマンムーを崩す手段が欲しかった点、ガルーラが呼びやすいゴツメ持ちを起点に奇襲をかけれる点がやはり魅力的であり、自分自身も5世代の頃からウルガモスを愛用していたこともあり前回同様こいつを使っている。
技構成は上記の並びを1匹で崩せるギガドレイン+めざ氷を搭載し、ナットレイを焼く炎技として大文字。
大文字である理由は現状高い負荷を与えられるからという希薄な理由であるため、もう少し意味を考えたいところである。
このパーティ唯一の命中率85%技であり、ドキドキしながら放つのが心臓に良くない。
今シーズン、舞えば勝ちみたいな構築が散見されたため非常に刺さりがちであった印象。
とはいえ、ファイアローがいると選出をチキらざるを得ないので一長一短。
おっとり@気合いの襷
<技>
シャドーボール/めざめるパワー氷/聖なる剣/影打ち
<配分>
ブレード:135-170-63-222(252)-71(4)-112(252)
シールド:135-70-153-112(252)-171(4)-112(252)
※固体値は31-30-30-31-31-31のめざ氷個体
前回ゲンガーだった場所にギルガルドを当てはめた。
タイマン性能が非常に高く、ガルーラが入っていない構築へは先発として起用することが多かった。
また、受けループに対してもグライオンに強い型であるので、崩しの手段として役立つ場面があった。
ゲンガーと違う点は、ゲッコウガやサザンドラに対して、悪の波動で怯まなければ返しで反撃できる点や、
初手のドラゴンへの削り、バシャーモにタイマンでワンチャン押し切れる点、ゲンガーに強い点が優秀である。
二行目で述べたポケモンに対しては本来、この構築で採用しているガルーラでは相手がしづらい奴らであるため、補完が取れている点にも今回注目した。
***
兎にも角にも、久々に2100超えを達成することができ、とりあえずは満足です。
最終成績が今シーズン最高レートでしたので、順位はこんな感じでした。
できれば100位に入りたかったですね・・・残念・・・。
シーズン12からは過去産解禁ということで、学生時代に乱数中毒だった自分にとっては待ち望んでいたことですので、非常にモチベーション高く取り組めそうです。
今は構想を練っている段階ですが、これ使おうと思ったらすぐに固体が手に入るのがやはりいいところですよね。
来期もとりあえずは2100を達成したいところです。
追伸。
シルバーウィーク中に没案と化したクチートスタンの構築記事を書き上げます。きっと。