【シングル】ガルクレセ【第32回シングル厨のつどいオフ使用構築】
第32回シングル厨のつどいオフ(2015/12/5)で使用した構築になります。
約320人規模の非常に大きなオフであり、32ブロックに10人ずつの割り振りで1次予選を実施し、上位2名が2次予選にコマを進めることができ、その2次予選を通過したものが決勝トーナメントに進出できるという大会形式でした。
結果としては1次予選(ガブリアスブロック)を8勝1敗の1位で通過することができましたが、2次予選(メガガルーラブロック)では2勝3敗で決勝トーナメントに上がることができませんでした。
使用したパーティは以下のようになります。
種族名 | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 特性 | 持ち物 |
ガルーラ | 秘密の力 | グロウパンチ | 炎のパンチ | 不意打ち | 肝っ玉→親子愛 | ガルーラナイト |
クレセリア | 冷凍ビーム | 毒々 | 月の光 | スキルスワップ | 浮遊 | ゴツゴツメット |
ガブリアス | 逆鱗 | 地震 | 岩石封じ | 剣の舞 | 鮫肌 | 気合いの襷 |
ファイアロー | ブレイブバード | 鬼火 | 挑発 | 羽休め | 疾風の翼 | ラムのみ |
霊獣ボルトロス | 10万ボルト | ボルトチェンジ | めざめるパワー氷 | サイコキネシス | 逐電 | 拘りスカーフ |
スイクン | 熱湯 | 瞑想 | 身代わり | 眠る | プレッシャー | カゴのみ |
意地っ張り@ガルーラナイト
<技>
秘密の力/グロウパンチ/炎のパンチ/不意打ち
<配分>
メガ前:181(4)-192(236)-101(4)-*-102(12)-142(252)
メガ後:181(4)-192(236)-121(4)-*-122(12)-152(60)
ダウンロード対策を施して、AS
今では非常に名高い型になりつつある秘密の力+不意打ちガルーラ。
秘密の力が接触技でない分ゴツメもちのポケモンに強く出れ、麻痺の追加効果によってイーブンや劣勢の状況を優勢に引き上げる効果も期待でき、非常に強力かつ誤魔化し能力が高い。
とは言え、素の火力の無さが本来の猫捨て身等のガルーラと比べると乏しいと感じることも確かなので、@2のの内の1つにグロウパンチを採用し、崩し性能・サイクルカット能力を上げた。
残り1枠には地震を直近まで採用していたのだが、ナットレイやハッサムが重く、迅速に処理したかったことを考え炎のパンチとした。
襷ガッサもキツいので、対面で処理できるこの技の変更はアリだった。
図太い@ゴツゴツメット
<技>
冷凍ビーム/毒々/月の光/スキルスワップ
<配分>
223(220)-*-189(252)-96-150-110(36)
H:16n-1
B:最大
S:余り(同速帯やロトム系統より上を取りたい)
203グロウ捨て身ガルーラの個体数が減っていることからHPを少し落として、Sに割いた。
物理受けないしは場合によっては特殊受けにも対応できる数値を併せ持つクッション的存在。
昨今ではガルーラ受けとして機能することができなくなってきたが、少なからず負担はかけられることと、このパーティはドラゴンが一貫しているためそれらの逆鱗等の受け先として投げることが多かった。
そのような理由からVSドラゴンを担うためにも攻撃技として冷凍ビームを採用した。
加えて、耐久ポケモンを崩せる毒々、粘れる月の光を確定として、ガルーラ、ボーマンダ、マリルリ、ピクシー、オニゴーリなど何度かターンを許すと崩壊してしまうポケモンたちを防ぐためスキルスワップとした。
スキルスワップを採用することで一部のポケモンの展開を防ぐことができるとは言え、起点になってしまう可能性が高いポケモンなので、選出する際は用心して選出したい。
陽気@気合いの襷
<技>
逆鱗/地震/岩石封じ/剣の舞
<配分>
183-182(252)-116(4)-*-105-169(252)
ストッパー枠。
拘り鉢巻が非常に環境に刺さっていると感じ採用を考えていたが、クレセリアに電磁波を持たせていないが故に起点を作らせてしまったポケモン(リザードンXやバンギラスなど)を食い止めたり、パーティ単位で重めなクチートに対して技を打ち分けることができることが可能であることが望ましいことを考えると、襷持ちのガブリアスが適任であると考えた。
技構成はお馴染みのものを並べてある。
同じ地面枠の中でも、岩半減、剣舞による崩し能力、ガルーラの上を取れる等々の理由からやはりガブリアスに軍配があがる。
慎重@ラムの実
<技>
ブレイブバード/鬼火/挑発/羽休め
<配分>
183(236)-102(4)-93(12)-*-124(188)-155(68)
H:8n-1
A:端数
B:鬼火状態のA193テクニシャンキノガッサの岩石封じ+マッハパンチを8割くらいで耐える
D:余り
S:準速ガブリアス抜き
クチート入りへの誤魔化しや、ニンフィアやサーナイトを初めとしたフェアリー、ゲンガー、ジャローダ、格闘系統への受け口・打点として。
準速ガルーラを抜いてブレバを打ち込んだり、ワンチャン意地鉢巻ガブリアスの上を取って鬼火を巻けることを期待して実数値155までSを伸ばすところから努力値をスタートさせ、HDベースで振った。
ゲンガーの催眠術・ヘドロ爆弾の追加効果やジャローダの蛇睨みを1回保障してくれることから持ち物はやはりラムの実。
仮想的に対してだけでなく後出しされやすい電気ポケモンにも鬼火が入れば羽で粘ることができ、非常に広い範囲に対応可能なとことが素晴らしい面、鬼火を外すとディスアドバンテージに繋がりやすいのがリスキーではある。
起点防止やクレッフィのことを考えると挑発も切れない。
控え目@拘りスカーフ
<技構成>
10万ボルト/ボルトチェンジ/めざめるパワー氷/サイコキネシス
<配分>
169(116)-*-98(64)-209(196)-100-138(132)
H-B:216メガボーマンダのA+1捨て身タックルを最高乱数以外耐える
H-D:C158ボルトロスのC+2めざ氷を最高乱数以外耐える
C:めざ氷で無振りガブリアスを最低乱数以外で1発
S:最速135族抜き
・ダウンロード対策でB<Dをキープ
・VXUVVVのめざ氷固体
上記ではボルトスイクンの並びが怪しいため、それらにまとめて強いポケモンとして霊獣ボルトロスを採用した。
また、ゲンガーやゲッコウガなどの高速アタッカーの処理もファイアロー1匹やガルーラの不意打ちだけでは苦しいため、それらに対応するためにスカーフを持たせた。
一致技の10万ボルト、ドラゴンへの削りとしてめざ氷を確定。
ボルトチェンジはスカーフがバレてしまうものの、相手を削りつつこちらのクッションに繋ぐことができるため、裏に受け先が多いこの構築では重宝すると考え採用。
最後は草結び・気合玉などの選択となるが、ガルガブゲンボルトスイクンバシャに一貫するサイコキネシスとした。
草結びにおいては、仮想的のカバルドンやマンムーは後述のスイクンで抗え、ラグラージやヌオー、トリトドンは個体数も考慮するとしっくりこなく、気合玉は重いサザンドラへの打点とはなるが命中率を考えるとこれまた採用し辛い。
※余談※
当日は175(164)-*-95(40)-209(196)-100-135(108)の配分で使用。
メガライボルトにSを抜かれたこともあり、再調整をしたものを掲載。
図太い@カゴの実
<技>
熱湯/瞑想/身代わり/眠る
<配分>
207(252)-*-171(164)-110-135-117(92)
H:極振り(16n-1)
B:余り(A205珠ドリュウズのA+2地震を最高乱数切り耐え程度)
S:なるべく速く
欠伸ループ・受けループへの対抗手段や先述のクレセリアが毒まもギルガルドやヒードランのハメ対象になるリスクをケアすべく、ねむカゴ型とした。
火傷ワンチャン、一致技の熱湯と眠るが確定で、自身のハメ性能を高める瞑想も確定。
最後には、相手の零度スイクンやレパルダスに対して強気に出れるため、身代わりを今回は搭載したが、零度スイクンが不在の環境、レパルダスへの対抗策はファイアローでも担えることから、ここは吼えるや冷凍ビームでもいいかと思う。
<選出パターン>
基本的にガルーラをメインとして、相手のパーティを見て@2を選出。
ゲンガー入りに関してはガルーラを外して考えることも視野に置く。
<オフ選出別一覧>
1次予選計9試合+2次予選計5試合、全14試合の選出は以下の通りでした。
予1 1R | 予1 2R | 予1 3R | 予1 4R | 予1 5R | 予1 6R | 予1 7R | 予1 8R | 予1 9R | 予2 1R | 予2 2R | 予2 3R | 予2 4R | 予2 5R | 選出率 | |
○ | - | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | - | ○ | ○ | ○ | 12/14 | |
○ | ○ | - | - | ○ | - | - | - | - | - | - | ○ | ○ | ○ | 6/14 | |
- | - | ○ | - | - | ○ | - | ○ | ○ | ○ | ○ | - | - | - | 6/14 | |
- | ○ | - | - | - | ○ | ○ | - | ○ | ○ | ○ | - | - | ○ | 7/14 | |
○ | ○ | - | ○ | - | - | - | ○ | - | - | ○ | - | ○ | - | 6/14 | |
- | - | ○ | ○ | ○ | - | ○ | - | - | - | - | ○ | - | - | 7/14 | |
勝敗 | 勝 | 勝 | 負 | 勝 | 勝 | 勝 | 勝 | 勝 | 勝 | 負 | 勝 | 勝 | 負 | 負 | 10-4 |
魔境と言われていたガブリアスブロック(近々の有名オフでの優勝者たちやレート2150↑常連方が名を連ねていた)の中で1位通過できたことはかなりの自信にはなったものの、最終的には2次予選で破れ、悔しいなーといった感情が残りました。
1次予選では運で拾った試合があった分、2次予選ではラス1対面で急所に当たって負けた試合や熱湯1発目で火傷を浴びて展開ができなかったり(どっちもガルーラが戦犯)したので、イーブンと言ったところなのかもしれません・・・。
次のシングル厨に参加した際は2次予選抜けを目標に結果を残したいですね。
改めて、当日対戦して頂いた皆様、お話させて頂いた皆様、そして運営陣の皆様に御礼申し上げます。
<構築参考記事>
・パーティにはすべて綻びがある - S12使用構築〜ガルクレセボルト〜
http://blog.livedoor.jp/rolle/archives/1043728016.html
・舞えないパンダはただのパンダ - 慎重HDファイアロー【シングル考察】
http://kameccc.blog.fc2.com/blog-entry-88.html