すかいどろっぷ

ポケモンシングルを中心とした構築および考察置き場です

【S6使用構築】みがわりポリ2+UB3種盛サイクル【シングル】

サンムーン最終シーズンお疲れ様でした。
今回は最終週にサブロムで使用した構築を記事にしたいと思います。

<各個体の役割>

・ゲンガー:特殊アタッカー、サイクルカット
・ポリゴン2:特殊受け
ウツロイド:特殊受け
テッカグヤ:物理受け、テテフ受け
カミツルギ:物理アタッカー、抜きエース
カバルドン:物理受け、バトン対策


<構築の経緯>
今ままで対面構築や積みサイクルを好んで使う傾向に自身があったので、サイクル重視の構築を使ってみたいと思ったのが礎。
サイクルを使ううえでカバリザグロス、カバマンダなどの環境上位の並びに強いカバウツロカグヤをベースとして構築を組み立てた。

以下、採用順に詳細。

カバルドンゴツゴツメット

腕白HB 砂起こし
地震ステルスロック/吹き飛ばし/怠ける

物理受け1。砂とゴツメダメージでスリップを狙いたい場合や物理炎にはこちらを積極的に出していく。

通常のゴツメカバは氷の牙と欠伸を持たせることが多いが、呪いミミッキュ等がパーティにおらず、
またゲンガーも滅びの歌を搭載しようとしなかったので、バトン対策兼起点回避の意味で吹き飛ばしを採用。
吹き飛ばしと相性も良く、相手のサイクルへの負荷やカミツルギで抜いていく場合の補助としてステロも持たせた。

ウツロイド@黒いヘドロ

臆病 ビーストブースト(S上昇)
185(4)-*-79(92)-167(156)-152(4)-170(252)
パワージェム/毒々/守る/身代わり
S:最速
H:4n+1
C:D4振りメガバシャーモをパワージェムで高乱数2発
B:余り

特殊受け1。構築単位で重いリザYや霊獣ボルトロスヒートロトムへの対抗馬。
砂下であればD振り奇跡ラッキー同等の特殊耐久を誇るので、デンジュモクポリゴンZのストッパーにもなれたりした。
型としてはポリゴン2の崩しができ、宿木とも相性がよい毒みが型。スリップダメージを稼いだり自身の回復にも繋がる守るも持たせた。

Cを上げている理由は、特殊耐久は無振りでも十分なため、削り重視でSの実数値を上回らない程度に振った。
身代わり状態で相手を倒しSを上げれば、本来倒せなかった高速物理アタッカーを毒殺できたりとBBでのS上昇の恩恵は大きい。
また、多少なりとも影打ち等の物理先制技の負荷を和らげるためにBに余りを割いている。

相手の鋼枠に止められやすいがゆえに、逆にその点は相手の選出を読むうえでメリットになる点でもあった。

テッカグヤ@イアのみ

腕白 ビーストブースト(B上昇)
204(4)-122(4)-159(172)-114-131(76)-82(4)
ヘビーボンバー/火炎放射/宿木の種/守る
H:4n(呪い×3やカプZで木の実発動)
B:A156ミミッキュのA+2 Zシャドークローが154〜183(確定で木の実発動)
D:C222ギルガルドのZシャドーボールが153〜181(確定で木の実発動)

物理受けがカバルドン1匹だけでは役割集中された際に受けが成立しなくなってくるので2枠目の物理受けとして採用。
持ち前の耐性の多さとやどまもにより非常に場持ちが良い。
物理受けと言っておきながらDにも少し振り、テテフへの受け出しにも半回復木の実とあわせて仕事をこなしてくれた。

ナットレイカミツルギ、ミラーのカグヤへのダメージソースとして火炎放射を持たせている。

・ゲンガー@ゲンガナイト

臆病 呪われボディ→影踏み
メガ後:165(236)-*-102(12)-191(4)-116(4)-200(252)
祟り目/ヘドロ爆弾/鬼火/守る
H-B:A156のA+2影打ち耐え
S:ミラーとコケコ意識の最速

周りの状態異常撒きと相性が良いHS基調の鬼火祟り目ゲンガー。
催眠と比較した鬼火の良いところは、
・命中率が高い
・継続してスリップダメージが与えられる
・Aが半減できるので裏の積みエースの起点を与えられる
・守るとの相性の良さ
が考えられ、この構築には鬼火持ちゲンガーが適していると思っている。

影踏みによって逃さずに〆ることができるのがサイクル構築を使う上で非常に頼もしかった。
先発に置いて強引に鬼火を当てて交代し、裏のポケモンでサイクルを回しつつ頃合いを見て再降臨というムーブを取りやすくするための耐久振り。

・ポリゴン2@進化の奇跡

穏やか トレース
191(244)-*-116(44)-126(4)-144(124)-92(92)
冷凍ビーム/放電/身代わり/自己再生
H-B:A143ミミッキュのA+2じゃれつくZを最高乱数以外耐え
S:大抵の同族を抜けるところまで振った
D:余り

特殊受け2枚目のHD基調のポリゴン2。
カバウツロイドカグヤで対処しづらいゲッコウガアシレーヌなどのZ持ち高火力水を受けられる点、ゴースト技の一貫を切れる点として採用した。

今回採用するにあたり、毒持ちのギルガルドや、宿り木持ちのテッカグヤを意識して身代わりをも持たせてみたところうまくハマった。
ゲッコウガの冷凍ビームや悪の波動連打にも身代わりを挟むことでバグのリスクを落とせるのも強み。
構築で重いカグヤ意識で電気技は必須級なので、身代わりと相性の良い放電を持たせた。
ミラーのポリゴン2対決でもダウンロード持ちだろうがCが上がらなければC172トライアタックでは身代わりが壊れないため、放電連打が可能。

また、電気技との技範囲をカバーでき、マンダのガン積みを抑止できる冷凍ビームを2ウェポンに添えた。
特性は上から攻撃する場面を考えるとアナライズは相性が悪く、マンダやギャラへ1サイクル負担をかけれるところまで想定するとトレース一択。
挌闘技のない霊獣ボルトや毒技のないヒードランも流せる可能性が高くなる。

カミツルギ@悪Z

陽気 ビーストブースト(A上昇)
135(4)-208(52)-152(4)-*-76(196)-177(252)
リーフブレード/辻斬り/聖なる剣/剣の舞
H-D:C190メガゲンガーシャドーボール耐え
   C200テテフのPF下サイコキネシスが100〜118
S:最速(ミラー、Sを落としたグロス意識)

最後の枠はここまででギャラドスやレヒレナットレイバシャーモが重く、AB呪いミミッキュや飛行Zギャラドス等と悩んだが、
リザードン、ガルーラ、少しSを落としたメタグロスなどの個体数が多いメガ進化を上から殴れ、サイクルで疲弊したポケモンを倒すだけでAが上がって抜きエースとなりえやすいカミツルギとした。

ステロで体力が半分減ったリザードンや、グロスやゲンガーを倒しきるため、悪Zを持たせている。
また、スカーフテテフのスイープ防止やhdSの滅びゲンガーが終盤多かったことを意識してDにかなり寄せた配分とした。

聖なる剣はオニゴーリの防御・回避UPを無視してダメージが入るため、ガルクレセゴーリなどには有利に立ち回れた。

<選出パターン>
基本的には、ゲンガー、ウツロイドテッカグヤカバルドンの中から選出することが多いが、
カミツルギで通せそうな場合はカミツルギを組み込み、ゲッコウガアシレーヌテッカグヤ、ゲンガーが見えた場合はポリゴン2をほぼ選出に入れた。

<重いポケモン
ルカリオ:物理も重いのだが、特殊型だと手に負えない。一度悪巧みをされると気合玉が2回ほど外れることを祈るしかない。
バシャーモ:対抗できるのがカバしかおらず、交代にあわせて剣舞されて炎Zだとか急所に当たるとそのまま崩壊。特殊型であればゲンガーでなんとかなったりならなっかったり。なのでカバゲンの選出がほぼ確定してしまう。
ヒードラン:穏やかの噴煙大地毒身代わり@残飯は、Aが上がったカミツルギをうまくあわせないとゲームセット。
デンジュモク:電気ZもエスパーZも重い。カバウツロイドでうまくごまかすか、ゲンガーかカミツルギで急所を引くか。
カバルドン:欠伸ループが抜けられないので、宿木を事前に巻いたり、無理やり居座ったりするしかない。終盤はカバ展開が減っていたので少し助かった。
・ゲンガー:パーティ全体で火力が乏しいので催眠の試行回数を稼がれたり、滅びで闇に葬られる未来になりやすい。
他にもいた気がするが、何戦かしてすぐに思い上がるのはこれら。

<戦績・結果>
最高・最終2004

バシャーモ入りに対する仕込みが薄かったのが課題で、その課題を時間がなかったがゆえに対処できなかったのがもう少し上まで伸ばせなかった原因であると考えている。

<最後に>
今回はサブロムで使用した構築を載せたが、一応メインロムでも別構築で2000を達成しており、こちらも最終は2004というタイ記録。
並びだけは後日公開しようと思うが、内容がシンプルなためこちらを記事にした。

あっという間に1年が経ちサンムーン環境が終わりマイチェン環境に変わっていくわけですが、
この期間ではオフでもレートでも目立った成績を残せず、悔しい1年でした。
今までを振り返ると、BWよりかはBW2、XYよりかはORASの方が調子が良かったので、USM環境頑張りたいです(笑)