【USM S7使用構築 最高/最終2113】Two Tough Clows【シングル】
あけましておめでとうございます。
BWの頃からこのブログをやっていますので早いもので約6年になりますが、今年も宜しくお願い致します。
今回は、ウルトラサン・ムーンの初記事になります。シーズン7のシングル2100達成時の構築記事です。
<構築の経緯>
2000達成まではガルーラスタンを使っていたのだが、試行回数を稼いでぎりぎり達成した感が否めなく、これ以上レートを伸ばすためには別の構築を模索しなくては、と考えていたのが1月の3連休明けくらい。
その後、友人の構築の固体の孵化を手伝っていたときにたまたま陽気色ヒトカゲが産まれたことと、草案の一つとしてリザグロスが頭の中にあったので、それを形にしようとしてみようと思ったのがきっかけである。
<構築の詳細>
■リザードン@リザードンナイトX
陽気 猛火→硬い爪
メガ後:173(156)-162(92)-132(4)-*-106(4)-167(252)
フレアドライブ/地震/鬼火/羽休め
H:奇数
A:H振りヒードランを地震で87.5%で一発
H-D:C200カプ・テテフのPFサイコキネシスを確定耐え
S:最速
構築の始点。物理相手への詰ませ能力と、後のポリゴン2のサポートを鑑みて鬼羽型。
リザYが構築上重いことと、例えエアスラ持ちであっても削りを入れられるよう、せっかく陽気なので最速にした。
ウェポンには、鋼タイプへは勿論、無振りミミッキュやテテフをワンパンできるフレドラと、
ヒードランが環境的に少し増えていたこととバシャーモを考えて地震を添えた。
ちなみに、一見、リザYかリザXかの判断がつきづらいように構築を練ったつもり。(プロには見抜かれるのかな…)
■メタグロス@メタグロスナイト
陽気 クリアボディ→硬い爪
メガ後:165(76)-186(164)-172(12)-*-131(4)-178(252)
アイアンヘッド/冷凍パンチ/地震/バレットパンチ
H-B:A156ミミッキュの無限暗夜(シャドークローZ)を87.5%で耐える
A:余り
H-D:C190メガゲンガーのシャドーボール耐え
S:最速(ミラー意識、ズガドーン抜き)
第2のメガ。選出自体はそこまでしなかったが、テテフ、ボーマンダ、ミミッキュ等への安心感があり、メタグロスが苦手な高速Z持ちアタッカーにはミミッキュが強く、止まりやすい物理受けは後述のポリゴン2で崩しやすいので、選出画面にいることが大事である。
ウェポンとしてはお馴染みのものを揃えているが、雷パンチが欲しい場面はそこまでないと感じたので、削り切れないHSゲンガーや襷持ちの高速アタッカーに自らとどめをさせるようにバレパンを仕込んでみた。
フシギバナ用に思念、カバルドン用に草結びの検討もしたが、汎用性を取った。
■カプ・コケコ@気合いの襷
臆病 エレキメーカー CS
10万ボルト/ボルトチェンジ/めざめるパワー氷/草結び
欠伸展開や、少し増えたように思うポイヒガッサ等の催眠耐性が欲しく、
また、ゲッコウガも蔓延してたいたこともあって、上を取れるカプ・コケコを採用した。
気合いの襷を持ち物として採用した意図としては、
・ランドロスやガブリアスに突っ張る選択肢が取れる
・雨ラグラージに滝登りで怯まなければ草結びで返り討ちにできる
・リザYの火炎放射等に無理やり後出しできる
・初手スカーフゲッコウガのダストシュートへの出落ち対策
などが挙げられ、非常に環境的に合っていると感じたから。
瞬間火力が出せるZも魅力的だが、ミミッキュと組み合わせることも多いので、Zは見送った。
仮想敵の関係から電気2ウェポンの他にめざ氷と草結びを採用している。
■霊獣ランドロス@ゴツゴツメット
腕白 威嚇
196(252)-165-154(236)-103(20)-111
地震/岩石封じ/とんぼ返り/毒々
B:11n
H-B:A156+1ミミッキュのぽかぼかフレンドタイムを確定耐え
地面枠兼物理受け。こちらのリザがXなので地面の一貫を切れるように、浮いているランドロスを採用。コケコランドグロスの体制も取れる。
基本的には相手のリザがXだった場合の保険、後出しでミミッキュに対応しやすい点、威嚇による後続サポートが他の地面枠より秀でている。
混乱実を採用しても良いのだが、接触時にタイムリーに打点を持ちたかったので今回はゴツメとした。
毒々の枠はステロ、ビルドアップ、地割れなどと選択になると思うのだが、相手の鬼羽リザやカバルドンが辛いので、毒々とした。
本構築では毒を採用したが、今後Aベトベトンが増えるようであれば、クッションランドロスに地割れを採用することは本命的な選択肢になりうるかもしれない。
■ミミッキュ@ミミッキュZ
意地っ張り 化けの皮
159(228)-136(108)-117(132)-*-129(28)-118(12)
じゃれつく/影打ち/剣の舞/呪い
H:16n-1
A:+2じゃれつく++2ぽかフレでHBポリ2が高乱数で倒せる
じゃれつく2回で無振りカプ・テテフを倒せる
(参考:A136ぽかフレ(威力190)>A143のラブリースターインパクト(威力175))
H-B:A233メガバシャーモのフレアドライブを最高乱数以外耐え
H-D:C155ゲッコウガのハイドロカノンZを最高乱数以外耐え
S:無振りミミッキュ+2
バトンやオニゴーリ、受け回し構築などへの回答が他のメンツで持ちにくいため、呪い持ちのミミッキュが欲しく、
積み技が上記4匹が持っていないため剣舞も必須クラス、かつバシャーモ、ギャラドス、ボーマンダへ厚くしたかったことからABミミッキュならぬ「ハイブリッド型ミミッキュ」を採用した。
ストッパーの役割を襷コケコと負荷分散することができ、対面的な選出もしやすい。
個人的にかなり綺麗に配分がまとまったのではないかと思っている。
■ポリゴン2@進化の奇跡
控え目 ダウンロード
191(244)-*-110-145(52)-115-107(212)
トライアタック/放電/身代わり/自己再生
S6の1位である、はくしゃくさんのポリゴン2を参考にさせて頂いた。
毒を吐くギルガルドやポリゴン2に圧倒的に強く、ナットレイやテッカグヤ等も含めメタグロスが呼ぶポケモンを起点にしやすいのが特徴。
エレキフィールドと合わせれば一般的なHBカバルドンに後投げがしやすかったり、リザードンの鬼火で身代わりを割れないように補助することもできたりと何かと縦の相性が良かった。
加えて、ウェポンが状態異常を撒ける確率が非常に高いので、ハメ性能・運ゲーに持ち込める試合展開が多かった。
身代わりポリ2は前シーズンにトレース型で自分も使っていたこともあり、とても動かしやすかった。
間違いないなくMVPだと思う。
<選出パターン>
選出時に考えていたことは、
・リザXを絡めた崩し
・グロスを軸にした対面的な殴り
・ポリゴン2を絡めた崩し
この3パターンのどれが最適かをまず考え、取り巻きを選出するイメージになります。
ぶっきらぼうに言うと良く言う「相手のパーティを見て臨機応変に選出をする」ということになりますが、
こんな構築にはどんな選出すんねん、っていう質問あればツイッター等でご質問頂ければと思います。
<つらいポケモン・構築>
・ナットレイ:コケコ、グロス、ランドが止められてしまうので、リザで殴るorミミッキュで呪うorポリ2のみがわりをうまく絡める方法しか崩す手段がなく若干面倒。
・ハッサム:羽休めを切っていればまだなんとかなりますが、不利を取るポケモンが多いのでつらめ。
・グライオン:あらゆる個体を考えるとコケコ、グロスくらいしか対面で相手にできる個体がおらず、左記2匹は裏のラッキーとかエアームドで簡単に止まってしまうため、非常にきつい。ゆえにグライオン入りの受けループがしんどい。
・カプ・テテフ:単体ならなんとかなるが、カバルドンが裏にいると崩しづらい。カバが混乱実を持っていると尚更。
・ブラッキー:上4匹に比べたらなんとかなるが、ポリゴン2で崩せる対象なのに、シンクロを持っているせいで少々つらい。
まだいると思いますが、ざっと思いつくくらいだとこれくらいです。
2匹の硬い爪で、Two Tough Clows・・・(いい構築名がなかった)
<QRコード>
https://3ds.pokemon-gl.com/rentalteam/usum/BT-467F-BB06
今シーズンは若干インフレ気味でしたがUSMの最初のシーズンでとりあえず2100に載せることができて良かったです。
この調子で次のシーズンも頑張りたいと思います。